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『不確実性の時代、リーダーに必要な感覚とは?』~HR Journal vol.140~

2020年4月14日


おはようございます。

人事評価システム「明快」事務局です。

 

いよいよ緊急事態宣言が発令され、

多くの人がテレワークに突入していることと思います。

 

本日からのHRトピックは、

この状況下で改めて考えたい【リーダー論、組織論】についてです。

 

今の時代、そしてこれからの時代をよく捉え、大切にすべきものとは?

そのヒントが満載です!

 

本日も、井上ワールドをたっぷりとお楽しみください。

まずはHR Journalの目次からスタートです!

 

 

【今週の目次】

1. HRトピック:『不確実性の時代、リーダーに必要な感覚とは?』

2. HRニュース:『雇用調整助成金について』

3. ポッドキャスト番組

4. セミナー情報

 

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1.HRトピック:

『不確実性の時代、リーダーに必要な感覚とは?』

talk:井上 健一郎

 

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今の時代に大切な価値とは?

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「VUCA時代」。

つまり、「不確実性の時代」と言えるでしょう。

 

・変化が激しく(Volatility)

・不確実で(Uncertainty)

・複雑で(Complexity)

・曖昧(Ambiguity)

 

そんな今の時代、そしてこれからの時代に、大事なものとは何でしょう?

 

遡ると、20世紀中盤頃までは「プロダクトアウトの時代」です。

 

モノが発展し、洗濯機でもなんでも「便利」という価値が提供され、

享受されました。

 

次に来たのが、「マーケットインの時代」。

 

人々が欲しいものを求める時代になり、顧客のニーズを探り、

モノに「付加価値」を付けたのです。

 

結果、「価値があること」自体が価値になった。

 

さらに、AIのテクノロジーが高度化している今は

マーケティングをしてもみんな同じ答えにたどり着いてしまいます。

 

結果、新サービスを開発しても、あっという間に

世の中に同じものが溢れてしまうのです。

 

そこで「価値」となるのが【送り手(供給者側)の価値観】であり、

それは【アート感覚】とも言えます。

 

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アート感覚とは?

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例えば、アウトドアブランドのパタゴニアは、地球環境を謳っています。

 

そういうブランドイメージを提供すると、人々の琴線に触れ

「あ、他社とは違う!」と思われます。

 

それが大事なのです。

 

琴線に触れるものを提供しようとする時のヒントは、

人間の気持ちの中にあります。

 

ということは、供給する側はクリエイティブな感覚を持つべき。

つまり、【アート感覚】です。

 

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「クリエイティブ」の磨き方は?

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【アート感覚】を養うために、身構える必要はありません!

 

絵画や美術品など、感性が刺激されるものに触れればいいのです。

 

例えば美術館に行くと、「順路」というものがあります。

 

しかし、順路に囚われずザーッと全部を見たあと、

気になった絵の前に戻り、それをしばらく見ていた方がいいそうです。

 

「私はどうしてこの絵が気になったのだろう?」

「これは何の絵だろう?」

 

それは、一つの題材を深く見ることで、感覚や思考が深く巡るからです。

 

要は、【感覚を磨く】ということだと思います。

 

例えば、運動をして爽快になると、物の見え方が変わりませんか?

 

それと同じで、朝一番に美術鑑賞をしたら、その日の感覚が変わります。

入ってくる情報の見え方も変わります。

 

そこにはきっと【価値観】になるヒントが隠れています。

 

そこから生まれてくる「どうしたいのか」という強い思いがないと、

イノベーションは起きません。

 

もちろん、理屈から生まれるアイデアもあるでしょう。

 

しかし、それを超えてくる思いもよらないイノベーションは、

理屈を超えた【思い】から生まれる時代です。

 

そんな世の中だということを踏まえて、

次週は【テレワーク】にも触れながら組織論を考えていきたいと思います。

次回もお楽しみに!

 

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2.HRニュース:

『雇用調整助成金について』

talk:社会保険労務士・上村 和弘

 

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これから始める雇用調整助成金(制度概要)

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今回から、様々な会社から問い合わせが来ている

【雇用調整助成金】について説明をしていきます。

 

まずは、一部ではありますが、制度概要を解説します。

 

情報は現状の物で作成していますが、変更は随時

行われていきますので、申請にあたっては個別に管轄の労働局や

コールセンターで確認するようにして下さい。

 

 

<何について助成してくれる?>

・業績が悪化し、社員に休業手当(給料の60%以上)を出して

休業させた場合、その休業手当の一部を国が助成

 

<支給要件は?>

・売上が、昨年と同じ月で比べた場合、10%以上低下している

(4/1~6/30までは、5%低下で申請可能)

・社員を休業させ、休業手当を60%以上支給している

・事前に休業計画をたててハローワークに提出している

(一部、事後提出も可)

※その他、詳細条件あり

 

<いくらもらえる?>

●通常期間の原則

・中小企業:2/3、大企業:1/2

●コロナ緊急対応期間

・中小企業:4/5、大企業:2/3

 

※解雇等を行わない場合

・中小企業:9/10、大企業:3/4

・助成金額は労働者1人につき上限8,330円

・助成金の計算に使われる給与額は、前年の労 働保険料の一人当たり平均額

(実際に支払った給与額と連動なし)

 

<対象者は?>

・雇用保険に加入している労働者

※4/1~6/30までは、雇用保険に加入していないパートなども対象

 

※加入していない人は計算方法が違うので要確認

 

 

ハローワークは電話が繋がりにくいですし、様々な情報が錯綜しています。

 

コールセンターや専門家なども活用してみてください。

 

参考リンク:

厚生労働省「雇用調整助成金のページ」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/13111

 

新型コロナウイルス感染症により影響を受ける事業主の方へ「雇用調整助成金等」のお知らせ

https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/news_topics/kyoku_oshirase/shokugyou_antei/kotyoukin20200413001.html

 

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  1. ポッドキャスト番組

 

【人事】

井上健一郎の『組織マネジメント研究所』

第259回「質問:MBOをする上で役員メンバーの選定方法とは?」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/33111

 

【労務】

向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』

第244回「質問:PIP(業務改善計画)を効果的に実施するためには?」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/43111

 

【コーチング】

秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』

第248回「質問:満足している人に行動を変化させるように促したいです…」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/53111

 

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  1. セミナー情報

 

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『INNER DIVING アカデミア』

講師:秋山ジョー賢司

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4月のテーマは

『【緊急】急速な外部環境の変化に対応するメンタル・コントロール』。

 

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、働く環境や生活にも

大きな変化が出てきています。

 

変動する環境に振り回されずに正しい判断をするためにも、

メンタルコントロールはとても大切。

 

一緒に学び、この変化に対応していきましょう。

 

★詳細はこちら

>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/63111

 

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■『HR Journal』への質問はこちらにお寄せください。

meikai@jinji-hyouka.com

 

■『HR Journal』バックナンバーはこちら

http://jujube-ex.jp/Lcc769/73111

 

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