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『会社のリアルなコミュニケーションが大事なワケ』~明快通信Vol.041~

2015年1月6日


~謹賀新年~

昨年は、格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。

 

本年も引き続き、ご愛読いただけるような

明快通信をお届けできればと思っております。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

新年早々、歳を重ねました。

今年も面白い自分を発見し続けます。

 

(さぁどんな1年になるか。ワクワクします)

 

さて、今週も井上先生から人や組織に関する

ノウハウを取材して参りました。

 

今回のテーマは「コミュニケーション」。

詳しくは本文で・・・!

 

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テーマ:会社のリアルなコミュニケーションが大事なワケ

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前回は、ネットワーク上で交わされるコミュニケーションが

実は、一方通行になりがちで、含まれる情報が実はすごく少ない。

 

だからこそ、リアルなコミュニケーションは、

あくまで双方向的なものであることが前提で、

相手のためでもあり、自分のためでもあることが

とても大事というお話でした。

 

前回の記事はこちら↓↓

http://infrequent.jp/kbbx769/1491

 

 

今回は、職場で求められている

より良いコミュニケーションってなんなのだろうというお話です。

 

 

【「コミュニケーション不足」に気づく人】

 

世間的にも「コミュニケーション不足」が指摘されているわけですが

会社の中にも、一定数「コミュニケーション不足」に気づく人たちが

いるものです。

 

もちろん、気づかない人も大勢います。

 

では、気づく人たちは、何をしているのでしょう?

なぜ、気づくのでしょう?

 

私が考えるのは、こういった人たちは、

「全体が見えている人」なのではないかということ。

 

会社の中では、「流れが悪いな」とか「ぎくしゃくしているな」とか

「あの部署雰囲気悪いな」とかいろんな問題や現象が起きています。

これくらいなら、気づく人はそれなりにいると思います。

 

ただ、気づいた時に、問題や現象が起きている理由を察知できる、

説明できる人というのは、そんなにいないのではないかと思います。

 

こういった人たちは、普段からどうしているかというと

自分以外も含めた自分が関わっているものの全体像を知るために

ネットワークを強くしています。

 

いろんな人との繋がるパイプをたくさんの水(情報)が流せるように

太く、強くしておいて、細やかな情報を人より多く仕入れている。

 

そうすると、何かが起こった時に、

「なぜ、起こったかがわかる」わけです。

 

【気づく人の情報の量と質】

 

前段の気づく人たちに共通するのは、情報の量はもちろん、

「質」にもちゃんとこだわっているところ。

 

例えば、3人チームで仕事をしているとします。

ここでいう最高のコミュニケーションが取れている状態は、

私は、その3人がお互い仕事がどうやって成り立っているかの

細部の理論、仕組み、構造についてきちんと理解しあっている。

という事じゃないかと思います。

 

つまり、構造を分解し、細部に至った理解を進めるための情報が

「質」にあたる部分です。

 

だからこそ、起こった問題や事象にも的確に対応ができるわけです。

 

なので、職場がうまく回るようなコミュニケーションの捉え方の一つが、

「全体をとらえるための情報の量と質を確保できること」と

言えるのではないかという事です。

 

ただし、こういったコミュニケーションができる人間は、

優秀な社員に見受けられる素質とも言えるので

将来的に責任のある立場に就いてもらおうと

考えてもいいのかもしれませんね。

そして、もう一つ。

私が思うリアルなコミュニケーションの重要なポイントについて

触れておきたいと思います。

 

【リアルなコミュニケーションにあるもの】

 

面と向かって、コミュニケーションをとるうえで、

私がいつも大切にしていることがあります。

 

たとえば、ブレストなどでアイディアを出し合う時、

連鎖的にアイディアが出たり、新しい発想に行きついたり

するわけですが、なぜそうなるかと言えば、

「感情」を刺激し合っているからだと思うんです。

 

そうやって「感情」を動かして、「カオス」ができるから

アイディアが生まれていく。

感情情報のやりとりは、重いと感じる人もいると思います。

ネットワーク上でのやりとりは、比較的、

感情が切り離せますから、楽なんですね。

感情情報がなければなくなるほど、コミュニケーションが楽になる。

 

なので、別に感情が動く必要もない会議なのであれば、

いちいち時間を拘束して、集まる必要もないのではとも思います。

テレビ会議で十分かもしれません。

 

顔を突き合わせてやることは、「何を感じるか」

「何を感じとっているのか?」のやりとり。

 

表情やノンバーバルな動き、姿勢などなど、

これぞ、コミュニケーションの醍醐味ですよね。

 

ぜひ、今、会社で行われているコミュニケーションを

振り返ってみてくださいね!

 

ではまた来週お会いしましょう。

 

井上健一郎

 

 

■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

 

編集担当の佐藤明日美です。

 

リアルなコミュニケーションと聞いて思い出したこと。

 

明快通信というのはメール上での

まさに一方通行のコミュニケーションですが

たまに対面で、明快通信のフィードバックをいただいたときに

その人の感情と自分の感情がぶつかる瞬間があります。

 

きっと、初めて双方向のリアルなコミュニケーションに

なった時なんですよね。

 

そんな瞬間が本当にありがたいと思います。

 

本年も、どうぞよろしくお願いいたします!

 

佐藤明日美

 

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