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『「組織風土」は本当に重要なのか? PART.1』~明快通信Vol.044~

2015年1月27日


 

おはようございます。

人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。

 

先日、外出先からの直帰で、いつもより早い帰宅がかないました。

ウキウキしながら、夕飯の買い物をして家の前に着いて愕然としました。

鍵が無い・・・あとは想像におまかせします。

 

(人生万事塞翁が馬。

待ちぼうけ中、マンション住人の方から焼きたてパンをいただきました)

 

井上先生から「組織と人」を学ぶ無料セミナーを開催することになりました。

詳しくは、本文の下にある

『井上先生の無料【組織活性化プロジェクトセミナー】はこちら』

をご覧くださいね。

 

さて、今週も井上先生から、人や組織に関する

ノウハウを取材して参りました。

 

今回のテーマは「組織風土」。詳しくは本文で・・・!

 

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テーマ:「組織風土」は本当に重要なのか? PART.1

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ある日、こんな質問を受けました。

 

「組織風土ってなんですか?」

みなさんは、どのように説明しますか?

 

今日は、私の「組織風土」に関する考え方をお伝えします。

 

「組織風土」が何かを答える前に、少し前置きを。

 

◆人間が持つ「意識」と「無意識」

 

「氷山モデル」というのをみなさんご存知でしょうか?

 

氷山は、水面に出ている部分はほんの一部であり、

水面下に実はとても大きな堆積部分があるわけです。

 

これを人間の意識の例えとして使ったわけですが、

人間が意識できていることは、脳の活動の

おおよそ10%だと言われています。これが水面上に出ている部分ですね。

 

90%は、無意識の中で行われていることなんですね。

これは、氷山の水面下部分にあたります。

 

たとえば、「心拍を遅くしてください」と言われても

できませんよね?

 

人間は、生命維持活動のために

無意識に生きていけるような仕組みになっているわけです。

無意識がなければ、いつも心臓の動きや

内臓の動きを意識しなければいけなくなります。

 

◆「意識」のキャパシティは限られている

意識と無意識の構造と関係性に目を向けてみると

通常は、意識下にあったものが、この人にとって必要なものだと

認識されれば、無意識下に落ちていくわけです。

 

入社当初は、意識して歩いていた駅から会社までの道も、

入社後何年も経てば、考え事をしていても、

いつの間にか会社に到着してるというのも一つの例です。

 

つまり、「習慣」のように無意識にできるようになるということは

意識する分の負荷が減るということになります。

 

意識のキャパシティが限られているからこそ、

意識から無意識に落としていくことがなければ、

何か新しいことをしたくても容量一杯ということが起こりうるわけです。

 

よく「習慣化」することや特定の「習慣」を身につけることの

重要性を謳った書籍がありますが、この意識や無意識の話で

考えれば、その重要性は言わずもがなです。

 

なので、無意識に落とし込めないことが多いのであれば、

その分、発展が遅れていくと言い換えられるかもしれません。

 

 

◆創造性における「意識」と「無意識」

 

みなさんはクリエイティブや創造性といったものは

天性のものだったり、突然舞い降りてきたりするものだと思いますか?

 

私は、そう思っていません。

 

自分の無意識下に溜まっていったものが、

ある日、突如として、意識を刺激されることによって

引き出されるものだと思っています。

 

だからこそ、無意識にいかに良質のものを貯めていくかが

非常に大切なわけです。経験や知識も一つと言えます。

 

良質なものを貯めるために、意識にも良質なものを

置き続けて、アンテナを張り続けることももちろん大事です。

 

◆会社にも「意識」「無意識」がある

 

いったい、「組織風土」はどこに行ってしまったのだろうという方、

お待たせいたしました。

 

実は、この人間についての「氷山モデル」、

組織にも当てはまります。

 

実は、組織活動のうち、イノベ―ティヴな活動は5%~10%と

言われています。残りの90%、人間でいう無意識の部分が

ほとんど組織の維持活動になります。

 

そして、この無意識部分こそが、「組織風土」なんです。

 

「組織風土」が組織の無意識部分であると考えると、

なぜ、「組織風土」を創っていくことが大切であるかがわかってきます。

 

察しのいい方はお気づきですね?

 

続きは、長くなってしまうので、次回に続きます。

 

ではまた来週お会いしましょう。

 

井上健一郎

 

 

■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

 

編集担当の佐藤明日美です。

 

本文に書けなかったのですが、好きなエピソードを一つ。

 

「意識すると引き寄せが起こる」

 

仕事でもなんでも、意識した瞬間から、なぜか

意識したことと関係のある情報が、飛び込んでくるものです。

 

井上さんは、ご自分で話されるセミナーのテーマが

決まった瞬間に、本屋さんの数ある書籍の中から、

そのテーマの書籍の背表紙が目に飛び込んでくるそうです。

 

情報も人も引き寄せられる。

 

ということは、ぼんやりとしたものを意識したら

ぼんやりとしたものしか引き寄せられなくなるということ?

 

今年は、ぼんやりしたものを意識に載せないように

覚悟を決めねばと思う今日この頃です。

 

次回もよろしくお願いいたします!

 

佐藤明日美

 

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