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『チームが変わった瞬間に伸びる社員・伸びない社員Part.2』~明快通信Vol.66~

2015年7月14日


 

おはようございます。

人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。

 

郵便物の重さをはかって、

正しい料金の切手を貼ったと思っていたら

貼るべき封筒12通全て「20円」足りませんでした。

仕方なく、10円切手2枚ずつ貼っていく手間、12通分。

 

(こういうふうに仕事が増えていくことたまにありますよね…

ちなみにいつもではありません)

 

本日も、井上健一郎先生のお話を

私、佐藤がお届けして参ります。

 

今回のテーマは「個人特性」と「環境」。

 

■『チームが変わった瞬間に伸びる社員・伸びない社員Part.2』

 

前回は、個人の行動には、

個人の特性と環境が影響しているというお話でした。

 

現在の環境が、部下の行動にどう影響を及ぼしているかについて

組織のリーダーは、考えてみてください。

 

前回の話はこちら↓↓

http://jujube-ex.jp/Lcc769/1781

 

とはいえ、環境を一生懸命、良くしたところで、

叶わぬこともこともあります。

 

それは、「個人特性」によっても左右されるからです。

 

今回は、井上先生が採用の現場で、

注目している個人の能力についてお話していただきました。

 

■それは本当に「個人特性」ですか?

 

採用でこんな場面はありませんか?

 

履歴書に書かれている学生時代に頑張ったこと。

 

「部活動のキャプテンをして、チームをまとめたこと」

 

一見、頼もしい履歴に見えますが、

詳しく聞いてみると、同級生が2人しかおらず、

2人のうちのどちらかがならざるを得なかったとしたらどうですか?

 

履歴書に書かれていることが

この人の能力や強みを裏付ける証拠にはならないわけです。

 

ただ、2人だったけれど、練習メニューを組み、

下級生をまとめて、地区大会・団体戦で初優勝を飾りました。

 

こうなると、この人の能力や強みに興味が出てきます。

 

でも、練習メニューをもう一人の同級生が組んでいたかもしれないし、

本当のところはわかりません。

 

採用の現場では、履歴書に書いてある事実が

「個人特性」によったものであるかを

正確に判断できていないことが多いんですね。

 

この子は、チームをまとめられるような

積極性や責任感のある子なんだなという推測のもと、

採用するので、その能力が無かった場合は、

「なぜ、こうなった?!」という話になります。

 

環境による影響と個人特性の力の区別を

つけられなかったという事なのです。

よくありますよね。

 

■「個人特性」の見極めが大事な理由

 

では、どんな個人特性を見極めればいいのか?

 

井上先生が言うには、ポイントは2つ。

 

環境に関わらず、良い方向に反応できるのか?

環境に影響されない自分の軸を持っているのか?

 

 

例えば、環境に関わらず良い方向に反応できる力の一つが

自分を高める力。

 

さらにいうと、自分で、自分の基準を高くしていける力。

もっと高いレベルがあると気づける力。

 

井上先生が言うには、こういう力がある人は

仕事の「OK基準」を高く設定しようとするから、

低いレベルの仕事の仕方はしない。

 

そして、そのレベルを上げていくために、

自分自身を研鑽し続けられるんですね。

 

逆に、この力が弱いと、外の基準や型に頼るようになる。

自分に軸が無いから、周りの意見に左右されるし、

自分の意志より周りの意見の方が大切になる。

 

外部の基準に寄りかかっているだけなのに、

自分が正しいんだと思っていたりする。

 

それが、既存の悪しき企業文化に寄りかかっていようものなら、

この文化を変えようと動いた瞬間に、

彼らはおそらく最大の抵抗勢力になります。

 

自分を支えている軸は、自分の軸ではなくて悪しき企業文化だから、

その支えが無くなる不安で、抵抗するわけです。

 

そうなると、大変です。

会社側の想いよりも自分の寄りかかる軸を取られまいと必死な社員。

あまり、採用したくないですよね。

 

そうなると採用の面談で

どのようなアプローチをすれば、個人特性を見抜けるのか、

とても気になりますよね。

 

なので、近々、別の機会に井上先生に質問してみたいと思います。

乞うご期待!

 

組織と感情の狭間にヒントはある?!

来週もお楽しみに^^

 

 

■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

 

編集担当の佐藤明日美です。

 

先週に引き続き、漫画「キングダム」から、

この「自分を高める力」について思ったことです。

 

この力は、高い基準を定めつつ、

それを超えたらまた高い基準を定めて、取り組む。

この繰り返しなのですよね。

 

では、新しく高い基準をどう定めていくのか。

 

それは「研鑽し続けること」と本文にも書きましたが、

外部からの情報を自分が受け入れ、学ぶことなんでしょうね。

 

キングダムの主役は、大将軍になることを目指しています。

自分の目の前にいる現役の将軍や大将軍から

多くのことを肌で感じ、学び続ける。

だんだんと基準を上げていく。武力、士気を高める力、戦局の直感。

そうやって、俺は大将軍を超えると言い放つわけです。

 

そう考えると、自分を高める力は、

外部から、何かを受容し、取捨選択しながら、

新しい基準に変換し続ける力なのかなと思いました。

 

次回もよろしくお願いいたします!

 

佐藤明日美

 

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