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『組織のアウトプットのレベルは上がっていますか?!』~明快通信Vol.105~

2016年5月3日


おはようございます。

人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。

 

先日、最新のオシャレなビルディングで

トイレに入ったところ、私に反応して

荘厳なクラッシック音楽が流れるという衝撃。

 

(気づかぬうちに色々なことが発展しているものですね)

 

本日も、早速、井上健一郎先生のお話を、

私、佐藤がお届けして参ります。

 

■テーマ:『組織のアウトプットのレベルは上がっていますか?!』

 

井上先生とこんなお話をしていました。

春先というのは、チームに新しい人が入ってきて

何かと、育成や起用という視点で頭を悩ませる

リーダーの方も多いのではないか。

 

そんなときに井上先生から出てきたのは

こんな一言でした。

 

「人間も会社もアウトプットされたもののレベルは

これまでの時代の中で積み重ねてきた知恵の上に

発展させていくのだから、自ずとそのレベルは

上がっていかなくてはいけないよね。」

 

抽象度がかなり上がりましたが、

どういうことでしょう?井上先生。

 

新しいメンバーが入ってきた悩みと

どうつながっていくのでしょう?

今日はそんなテーマでお伝えします。

 

■アウトプットのレベルを上げていくこと。

 

それはつまり、「会社の発展」と同じであると

井上先生。

 

顧客に選び続けてもらえる会社で

あり続けること。

 

組織を強くし、そのパフォーマンスを最大に

していくその先には、その会社の発展があると

井上先生は言います。

 

そのためには、組織のリーダーには

こんな2つの視点を持っていてほしいとのこと。

 

(1)リーダーや会社が持っている情報や知識を

スピード感を持って、どんどん移植する。

 

(2)リーダーである自分自身を超えさせるための

指導・育成に観点を置く。

 

■情報や知識の移植でわかること

 

チームに入ってきたばかりのメンバーに

どんどん情報を与えることに、抵抗を覚える人も

いるかもしれません。

 

情報過多で混乱を招くのでは?

 

でも井上先生はこう言うのです。

「今まで培われてきた知恵や情報をふんだんに

移植することは、会社や組織、リーダーが

かけてきた時間を要さないということ。

次のステップに進む時間は早くなるし、

組織にとって新たな思考を広げることに

つながっていきます。」

 

これこそが、組織のアウトプットのレベルを上げ、

発展できる組織となっていく一つの考え方。

 

そして、その時には、十分な情報に加え、

目指すべき大局のイメージも伝える。

それを実務や受け取った情報と結びつけてもらう。

 

そうすることで格段に組織での動き方が

変わっていくのだと井上先生。

 

■自分自身を超えてもらう

 

みなさんは、新しい人がチームに入ってきたときに

どんなことを考えますか?

 

井上先生曰く、研修に行った先のリーダーの中には

「自分にとっての使いやすさや役立ち感」で

新しい人を見ている人も多いとのこと。

 

そうなると使い勝手のよくないところや

抜けているところ、足りないところしか

目に入らなくなるわけです。

 

一方で、すべてを超えることは無理でも、

一つの分野でも、リーダーである自分自身を

超えていく部分を見つけていくスタンスでいると

関わり方が変わってくるのだと井上先生。

 

そのためには、その人のいいところを

徹底的に探していく。

器用さ、素直さ、柔軟さ、気遣い、迅速さ、

正確さ、丁寧さetc…

 

何かしらの強みで、

後輩や部下に自分を超えてもらう。

 

「それこそが、新たな視点や軸をチームに生み、

チームのアウトプットのレベルを上げることに

なるんです」と井上先生は言います。

 

だからこそ、まずは手始めにどんな些細な事でも

いいので、良いところを20個くらい挙げてみる。

 

もしよく気が付く人なら、

気づく力が必要な案件に起用してみる。

器用なら、器用さを活かす仕事を頼んでみる。

 

そうしているうちに、その強みが、

その人の弱いところを補うようにも

なってくるのだとか。

 

そうやってさらに強い組織が

出来上がっていく。

 

常に、心に留めておくことは

「会社、チームの発展のために

どんな視点で新しいメンバーと関わっていくのか?」

 

井上先生のこの視点。

 

みなさんはどんなことから始められそうですか?

ぜひ、みなさんも考えてみてくださいね!

 

組織と感情の狭間にヒントはある?!

来週もお楽しみに^^

 

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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

 

編集担当の佐藤明日美です。

 

今回のテーマを書きながら思い出したのは

こちら。漫画「昭和元禄落語心中」。

 

刑務所上がりの若者が、弟子をとらないことで

有名な稀代の名落語家に弟子入りをするところから

物語が始まります。

 

この漫画では、どんなに師匠に心酔して、

どれだけ師匠の落語を聞き込み、練習をしても

全く同じ落語にはならない。

憧れても自分のできる落語ではないと知る。

といった場面が散見されます。

 

問われ続けることは、

「お前自身の落語は何なのか?」ということ。

 

どんなに歴史を積み重ね、口伝されてきた

落語演目も、それぞれの落語家次第で

空気や色が変わる。

 

演目は同じでも違うもの。

その落語家自身の人生や生き方すべてが乗っかる。

 

この究極のオリジナリティをもがきながら

見出していく。唸らずにはおれません。

 

気になる方はGWにぜひ!

 

それでは、次回もよろしくお願いいたします!

 

佐藤明日美

 

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