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『経営者はすなわち指導者です』~明快通信Vol.010~

2014年5月27日


おはようございます。

 

人事評価システム「明快」事務局の佐藤明日美です。

 

先日、アメリカで映画「ゴジラ」が封切されました。

ゴジラは「ゴリラ+クジラ」の造語だったことご存知でしたか??

 

初の特撮映画というプレッシャーの中、

ネーミングに悩んでいた時、ゴリラのような巨体の

東宝演劇部社員がクジラ肉を好きだったということで、

かの円谷英二氏がひらめいたものなのだそうです。

 

(追い込まれたときに得られる強烈なインスピレーション。

自分にも訪れる時はあるのでしょうか・・・)

 

今週も井上先生から人や組織に関する

ノウハウを取材して参りました。

 

今回のテーマは「経営者」。

詳しくは本文で・・・!

 

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テーマ:経営者はすなわち指導者です

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指導者と呼ばれる立場にある人は

様々な義務を負っています。

 

管理、指導、コミュニケーション・・・挙げれば切りがありません。

 

その中でも、もっとも重要なもののひとつは何でしょうか?

 

それは、「未来を指し示すこと」です。

 

もちろん確定した未来などありません。

 

そんな不確定な未来に向かって方向を

示さなければいけないわけですから

指導者には的確な状況判断と決断が求められます。

 

【「状況判断力」と「決断力」】

指導者にとってこのふたつの資質は、

必要不可欠なものであると同時に、指導者の力量を問う

大切な指針にもなっています。

 

では、いったいどのようにすれば、この状況判断力と

決断力が身につくのでしょうか?

 

 

そのためには、「知恵」を付けることが必要です。

 

「なんだ、当たり前のことじゃないか」と思われるかも

しれませんが、やはり知恵をたくさん持っている人が

状況判断においても、決断においても優位です。

 

知恵をたくさん保有するためには、

書籍を読んだり、研修に参加したりすることが

イメージしやすいと思いますが、重要なのは

あなたの会社において、その資質を高めること。

 

ですから、特に自分の身の回りについて「知恵の種」を拾うこと。

これが重要です。

 

特に、実はよく見るとその種は、

自分の近くにたくさん埋まっていることを知ってほしいと思います。

 

例えば、身近な仕事の中の自分の失敗と成功。

そして、部下の失敗と成功は最高の知恵作りの

チャンスなのです。

 

【行動を振り返る】

 

知恵の種の掘り起こしを可能にするのは、毎日の振り返りです。

 

ためしに昨日のことを振り返ってみてください。朝起きた時から

着替えて歯を磨き・・・というすべての行動を

振り返ってみてください。

 

すべてを振り返ってみると、例えば「そういえば、なんだかとても

問い合わせが多い日だったな」とか「いつになく忙しかったな」

などという事に気づかないでしょうか?

 

【気づいたことを発信する】

 

振り返りから知恵を作るための最初のステップは、

この「小さな気づき」から始まります。

 

この気づきを【周りに発してみる】のが次のステップです。

 

そうすると「実は、私もそう思いました」というような

何らかの反応が返ってきます。「直近でいうといつ頃同じような

日があった?」「そういえば先月の半ばにもありましたね」と

いうように、お客の同行が見え始めるかもしれません。

 

さらに、付き進めて研究すると、どうやら他店の

広告の日にそれと比較するために問い合わせが自分の

店にも来るというような、立派なマーケット情報が

見つかったりするのです。

 

【振り返りノートをつける】

 

多くの人は、「自分は経験からいろいろ学んでいる」と

自負していると思いますが、それでは記憶に残っているだけの

知恵しか貯まりません。

 

人より多くの知恵を蓄積するには、ちょっとした気づきを

大切にして、それを掘り下げる必要があるのです。

 

ですから、あなたもぜひ「振り返りノート」を作ってみてください。

 

これによって「毎日の小さな気づきを振り返る」ことができますし、

何よりあなたの会社をよくするための

「知恵作り」の第一歩になります。

 

外からの情報だけでなく、

中からの知恵があなたの会社を改善していく。

 

ぜひ、これを覚えておいてください。

 

井上健一郎

 

 

■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

 

編集担当の佐藤です。

 

今年、心動かされたことの一つ。

 

日本に生息する植物2500種以上に命名、600種の新種発見をした

牧野富太郎さんという植物学者をご存知でしょうか?

 

江戸幕末~昭和を生き、94歳で永眠されるまで

生涯を通して、植物を追いかけた方です。

 

カメラが無い時代ですから、植物を記録するために

スケッチングを勉強し、植物の様子を表現するために

文章を書く技術を学び、自分の目標達成のために

いろいろな技術を極められたそうです。

 

何かを達成するために、一見関係のない分野についても学び、

極め、最高の研究をするという研究者魂に心打たれたのでした。

 

また次回のメルマガでよろしくお願いいたします!

 

佐藤明日美

 

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