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『ネガティブ感情から【仮説】を導き出そう!』~HR Journal vol.89~

2019年3月19日


おはようございます。

人事評価システム「明快」事務局です。

 

仕事をする上で、「イラッ」とすることも多くありますよね。

部下に、クライアントに、自分にも…。

 

今回は、そんなネガティブ感情のお話をしてくださる井上先生。

 

イラッとした時、感情に任せて行動してしまう時と、

ふと冷静になれる時があると思います。

 

それは、脳がネガティブ感情をコントロールしているからだそうです。

 

そのため、意識してあることに取り組むと、

自分の苛立ちの原因や相手の苛立ちの原因も分かってくるのだとか。

 

それでは、本日も井上ワールドを存分にお楽しみください。

今週のHR Journalの目次です!

 

 

【今週の目次】

1. HRトピック:『ネガティブ感情から【仮説】を導き出そう!』

2. HRニュース:『年次有給休暇の義務化にむけて行うべきこととは?』

3. ポッドキャスト番組

4. セミナー情報

 

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1.HRトピック:

『ネガティブ感情から【仮説】を導き出そう!』

talk:井上 健一郎

 

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どうして人はイラッとするのか?

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感情は、自分の内面のシグナルです。

特に、イラッとする[怒り]というのは重要なシグナルなのです。

 

原始的に備わっている【ネガティブ感情】に、

[怒り][嫌悪][悲しみ][恐れ]があります。

 

[悲しみ]にはいろいろな扱いがありますが、

とにかく、この4つが【ネガティブ感情】。

 

ネガティブ感情とは、生存本能のために備えた生物の知恵であって、

それによって闘争するか逃避かを決めています。

 

「嫌だな、これ!」と思うことによって、

毒のあるものや危険な場所を避けることができるのです。

 

なので、ネガティブ感情はないと危険です。

 

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シグナルをどう受け止めればいいの?

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ネガティブ感情が、生存を維持するための【シグナル】だとしたら?

 

それを、自分の内面から発する信号だと受け止めて、

相手に対する怒りや嫌悪の中にある【共通】に

アプローチしてみるのは一つ、素晴らしいことだと思います。

 

それによって、自分の本質にある苛立ちの原因を感じ取ることができるからです。

 

そこに向き合うことは、一つ大事なことです。

 

すると、理性によって行動をコントロールすることができます。

これはある種、理性的な人間のなせる技なのです。

 

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理性が効かない時はどうするべきか?

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人間の脳は、理性によるコントロールが効かないと、

感情のままに行動するようプログラミングされています。

 

まず、中心にある[間脳]が感情を感じ取ってそこから二つの経路があります。

 

一つは、[大脳辺縁系]のルート。

ここにシグナルが伝わると、直接行動に移ります。

もう一つは、理性を司る[前頭葉]。

 

怒りに任せて行動が出るのは、

前頭葉をショートカットして、大脳辺縁系に繋がっているから。

前頭葉を経由する時間がないから、早く怒りが出るのです。

 

なので、ショートカットしないように【6秒ルール】というものがあり、

6つ数えると冷静になれると言います。

 

この間に、理性が行動をコントロールすることができるので、

感情に流されずにいられるのです。

 

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理性で考えたことを、どのように消化したらいいのか?

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もう一つ言えることは、相手も自分と同じだということ。

 

相手は自分にどうして苛立つのだろう?

この人はどうしてこうなんだろう?

 

考えて考えて「もしかしたら」と、【仮説】が立てられるようになってくると、

それだけで自然に自分の行動のコントロール力が上がります。

 

私もイラッとすること、あります(笑)

 

みなさんもイラッとした時に、自己分析をしてみてください。

自己分析が深くなると、相手を見る分析も深まり、

怒りがどんな時に、なぜ出てくるのか見えてきます。

 

全ては【仮説】。そして【実験】と【検証】!

真実はさておき、向き合うことで仮説が見えてくる、その感じが大切なのです。

 

次回は、その仮説を立てる時のポイントをお話しします。

どうぞお楽しみに!

 

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2.HRニュース:

『年次有給休暇の義務化にむけて行うべきこととは?』

talk:社会保険労務士・上村 和弘

 

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【年次有給休暇管理簿】を作成されますか?

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4月からスタートする、年次有給休暇取得義務化の実務対応の中で、

煩雑だと感じられるのが【年次有給休暇管理簿】です。

 

具体的には、有給の取得時季、取得日数・基準日(付与日)を

労働者ごとにまとめた書類(年次有給休暇管理簿)を作成し、

有給を与えた期間中及び、当該期間の満了後3年間保存しなければならないというものです。

 

正直手間ですよね…。

 

多くの企業では、〇月〇日に有給を取得したという

取得日・あと何日残っているかの残日数の管理は行っていたとしても、

その管理資料の中にいつ有給を与えたかの日付までは、

記載していないということが多いのではないでしょうか。

 

その為、別途管理簿を作成しなければならないと、

お考えの担当者の方が多いかと予測します。

 

この問題に関し、改正労働基準法に関するQ&Aでは、

以下のような取り扱いが認められています。

 

(Q)年次有給休暇管理簿について、当社では勤怠管理システムの制約上、

年次有給休暇の基準日、日数及び時季を同じ帳票で出力することができません。

このような場合でも、年次有給休暇管理簿を作成したものとして認められますか?

 

(A)基準日、日数及び時季が記載された、それぞれの帳票を、

必要な都度出力できるものであれば、年次有給休暇管理簿を作成したものとして認められます。

 

このように、必ずしも1つの帳簿でなくても良いということが明らかになりました。

 

手間の大幅な増加にならなくて済む企業も多いかと思います。

 

法施行までに適切な運用ができるよう、不足している物があれば、準備を進めて下さいね。

 

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  1. ポッドキャスト番組

 

【人事】

井上健一郎の『組織マネジメント研究所』

第203回「質問:「採用できないかも」という怖さに打ち勝つ方法は?」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/12601

 

【労務】

向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』

第188回「質問:年次有給休暇取得義務化で

「違反についての罰則は最大30万円、従業員30人の事業所は最大900万の罰金」は正しいのか? 」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/22601

 

【コーチング】

秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』

第192回「質問:効率的な叱り方とは?」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/32601

 

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  1. セミナー情報

 

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【1】『CKP経営大学校 -組織マネジメント編-』

講師:井上健一郎、秋山ジョー賢司

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強い組織になるためには、組織構築が必須条件となります。

 

社長がトップ営業であり、マネジメントも行っている。

現場を任せられるナンバー2が育たない。

リーダーとして、チーム形成が上手くできない。

 

強い組織ほど柔軟に、かつ正確に状況を判断し動いていきます。

 

そのためには、リーダーという存在が必要不可欠。

では、今の時代のリーダーは何をするべきなのか?

 

どうすれば人を動かすことができ、組織としての一体感が生まれるのか。

 

その答えは、「柔軟性」と「再現性」のバランスです。

 

経営者目線と社員目線の両側面から学べる講義をお届けいたします。

 

毎月1テーマ。

組織マネジメントの極意を、ぜひ学びに来てくださいね。

 

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【開催日程】

2019年4月11日(木) 15:00~18:00(開場14:45)

【参加費用】

第1部会費:8,000円(税込・当日現金払い)

※第2部会費:4,000円(税込・当日現金払い)

 

★詳細・お申し込みはこちら

>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/42601

 

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【2】『マインドセットセミナー』

講師:秋山ジョー賢司

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上場企業から中小企業までエグゼクティブ・コーチングトレーナーとして

人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司氏。

 

自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは超えたい壁は越えられません。

 

今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性があるのです。

 

あなたが目の前の壁を越えたいのになかなか越えられないとしたなら、

ぜひ一度、そのヒントをつかみに来てください!

 

これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が一足先に、

次のステップに進むことを決断しています。

 

定員5名です。

ぜひ、お早めにお申し込みください!

 

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【開催日程】

2019年4月16日(火) 18:00~20:00(開場17:45~)

【参加費用】3,000円

【定員】5名(先着順)

 

★詳細・お申し込みはこちら

>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/52601

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