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『上司が部下の【クリティカルシンキング】を鍛える方法』~HR Journal vol.120~

2019年11月12日


おはようございます。

人事評価システム「明快」事務局です。

 

前回、最近トレンドの【クリティカルシンキング】という

ビジネススキルについての思考方法をお話ししてくださった井上先生。

 

本日は、その【鍛え方】を教えていただきます!

 

過去の井上先生のお話しから、上司の「質問力」が部下のいろいろな

能力を育てるのだと、学びましたね。

 

そこから更に一歩先に踏み出すためには、

部下に「質問を考えさせる」ことが大切なのだとか。

 

では、早速井上ワールドをお楽しみください。

まずはHR Journalの目次からスタートです!

 

【今週の目次】

1. HRトピック:『上司が部下の【クリティカルシンキング】を鍛える方法』

2. HRニュース:『若者の「はたらく価値観」本音調査』

3. ポッドキャスト番組

4. セミナー情報

 

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1.HRトピック:

『上司が部下の【クリティカルシンキング】を鍛える方法』

talk:井上 健一郎

 

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クリティカルシンキングはどう鍛えるのか?

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【クリティカルシンキング】とは、「考えること」

を大切にする思考プロセスのことです。

 

この力を鍛えるために、欧米では【質問をつくる】

という教育方法が進められています。

 

例えば、「ペットボトルは環境にいいか?」などテーマを与えて、

それについての「質問」を考えてもらいます。

 

「ペットボトルの素材は何か?」

「プラスティックはいつ開発されたのか?」

「プラスティックは飲み物のために良いものか?」

 

どんな質問でもいいのです。考えて、バーっと出してもらいます。

ここが【クリティカルシンキング】です。

 

次に、その中から与えたテーマについて

考えるために有効だと思われる質問を、3つ選び出します。

 

そして、3つの質問について考えていきます。

 

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部下の教育の場合、どうしたら良いか?

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上司が部下を育成する時、上司から部下に質問を投げかけて、

答えを引き出すという方法は、とても重要です。

 

そこからもう一歩進めて、

「課題のために、あなたはどういう質問をしますか?」

と、部下に【考えさせる】という手順も大事だなと、最近思います。

 

例えば、顧客のニーズを吸い上げるという課題があります。

 

これについて考えさせたいのなら、

「顧客のニーズを吸い上げるために、あなたならどういう質問をしますか?」

と部下に問いかけるのです。

 

そうしたら、思考が回って意見がたくさん出ます。

 

結果、目的に対してのアプローチ方法を、自分でつくればいいのだと、

気付くのです。

 

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「考える」ことで何が育つ?

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【質問をつくる】という作業は、非常にクリエイティブです。

 

【質問力】はとても大事だと言われていますし、

質問をつくることによって

 

●アイデアを量産する力(拡散思考)

●出したアイデアを収束させる力

●客観的に俯瞰して物事を見る力(メタ認知)

 

この3つの力が養われると言われています。

 

これまでは、部下たちに質問をして、答えを導いてあげていたかと

思います。

 

これからは「質問を考えさせる」ような問いかけをしてみましょう。

 

次週は、【質問力】について、さらに話を掘り下げていきたいと思います。

どうぞお楽しみに!

 

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2.HRニュース:

『若者の「はたらく価値観」本音調査』

talk:社会保険労務士・上村 和弘

 

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20代・30代の理想の残業時間とは?

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日々、働き方改革と言われている影響か、若手を中心に

残業を「嫌がる」「避ける」傾向が強まっており、

多くの管理者を悩ませております。

 

実際、20代・30代の若手社員はどのように考えているのでしょうか。

 

今回は、パーソルキャリア株式会社が20代・30代(331名)を対象に実施した

「はたらく価値観」についての調査結果を、ご紹介したいと思います。

 

■仕事とプライベートの両立を求める:8割弱

 

「プライベートと同じくらい仕事も重要だと思いますか?」

という質問に関して、以下のような回答となりました。

 

・「そう思う」  …50.8%

・「少しそう思う」…25.4%

 

■仕事に「やりがい」「成長」「収入」を期待する:約9割

 

「仕事にやりがいは欲しいですか?」

「仕事を通して成長したいですか?」

「仕事を頑張ってお金を稼ぎたいですか?」

 

という質問に対して、

 

「そう思う」と回答した人が60%を超え、

「少しそう思う」を合わせると、90%近くの人が

「やりがい」「成長」「収入」を求めています。

 

これまでの傾向を踏まえると、収入が数値を上げることに

影響しているのかもしれませんね。

 

■理想の残業時間は月10~20時間:8割

 

「残業時間が少ない」と感じる境界線は、

 

・月10時間以内…46.2%

・月20時間以内…33.8%

 

80%の人が、月10~20時間の残業時間が適切だと考えていますね。

 

若手の採用・定着は、多くの企業で悩んでいる課題だと思います。

これらの意見を踏まえて、業務分担・指導など考える必要がありそうです。

 

参考リンク:パーソルキャリア

「20代・30代の「はたらく価値観」本音調査 2019」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/12911

 

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  1. ポッドキャスト番組

 

【人事】

井上健一郎の『組織マネジメント研究所』

第237回「質問:そもそも対話の目的とは?」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/22911

 

【労務】

向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』

第222回「質問:民法改正に伴う身元保証書の見直しについて」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/32911

 

【コーチング】

秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』

第226回「質問:欲望(睡眠・食欲・性欲)に負けそうな時、どうすれば踏ん張れるのでしょうか?」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/42911

 

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  1. セミナー情報

 

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『INNER DIVING アカデミア』

講師:秋山ジョー賢司

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あなたは自信をもってリーダーとしてのビジョンを掲げていますか?

 

時代の大きな変化と共に、組織のあり方も目まぐるしく変化しています。

 

戦力となる人材と共に、成長していくためには、ビジョンが不可欠。

 

そして、自分自身の成長が必須条件です。

 

部下や社員のマネジメントが上手くいかない…

目の前の壁を越えられない…

社会のために、自分の力を最大限発揮したい…

 

なかなか目の前の壁を越えられないのなら、今の常識や信念が邪魔をしている

可能性があるのです。

 

経営者、ビジネスリーダーのための学びの場にて、ぜひヒントをつかみに来てください!

お申込み、お待ちしております!

 

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【開催日時】

2019年11月13日(水)18:00~20:00(開場17:45)

【場所】神保町近辺

【金額】6,000円(ビジター)

3,000円(会員) ※当日現金払い

【定員】30名限定(先着順)

 

★詳細・お申し込みはこちら

>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/52911

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■『HR Journal』への質問はこちらにお寄せください。

meikai@jinji-hyouka.com

 

■『HR Journal』バックナンバーはこちら

http://jujube-ex.jp/Lcc769/62911

 

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