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『経営者が【概念】を語るべき理由!』~HR Journal vol.127~

2020年1月7日


明けましておめでとうございます。

人事評価システム「明快」事務局です。

 

本年も、組織マネジメントに役立つ話題を、様々な視点で

お届けしていきたいと思います。

何卒お付き合いの程、よろしくお願いいたします。

 

さて、新年最初のテーマは「経営者が【概念】を語るべき理由!」です。

 

新年になると、1年の目標やテーマなどを語りますよね。

その大前提にあるのは、トップの語る【概念】ではないでしょうか?

 

そもそも【概念】とは何か?

組織づくりにどう響くのか?という超重要なお話です。

 

では、2020年の井上ワールドも、たっぷりとお楽しみください。

まずはHR Journalの目次からスタートです!

 

 

【今週の目次】

1. HRトピック:『経営者が【概念】を語るべき理由!』

2. HRニュース:『「メンタルヘルスの取り組み」に関する調査結果』

3. ポッドキャスト番組

4. セミナー情報

 

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1.HRトピック:

『経営者が【概念を語る】べき理由!』

talk:井上 健一郎

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【概念を語る】とは、どういうこと?

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組織マネジメントにおいて、社長が必ずすべきことがあります。

それが【概念を語る】こと。

 

例えば、格安航空で知られるピーチ・アビエーションの社長さんは

「どうして事業を始めたのですか?」という問いに、こう答えたそうです。

 

「世界から戦争をなくすためです。」

 

「え、どういうこと?」と思ったでしょう。社長が語りました。

 

戦争は、お互いを理解し合えないから起こるものだ。

他国のことを理解すれば、戦争が起こらないということを、

これからの世界を背負う若い世代に理解してほしい。

そのためには、どんどん海外に行くには安く行けなきゃいけない。

 

経営者はこれを語らなければいけません。

 

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社長の概念が伝わった時、社員は?

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ピーチの社長は、格安航空会社が

「何に貢献できるか」というシナリオをつくっています。

 

社長が明確にこの概念を語っているのなら、広報活動はどうするか?

対象を若者にした方がいいか?など、社員たちは具体に落とせます。

 

これこそトップが概念を語るべき理由です。こういう話もあります。

 

アメリカのグーグル社が、国防総省と契約を結んだ時、

社員たちは「これは我々のミッションですか?」と問いただしたみたいです。

 

仕事を辞めた人もいるし、これに反対する圧倒的な数の署名が集まったとか。

 

つまり、グーグルの理念は戦争に協力することではないでしょう?と。

概念がそれだけ浸透しているという話ですね。

 

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なぜ、今【概念を語る】のか?

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ピーチやグーグルの話は

『ニュータイプの時代』(山口周 / 著)という本で紹介されています。

 

この本は、現代の経営者や若者、未来を考えている人たちに、

ぜひ一度読んでもらい、自分なりの解釈でいいので消化してほしい本です。

 

私が考えていること、感じていることを整理し示してくれた本でした。

 

どうしても会社は、既存の売上を守ろうとします。

効率で物事が判断され、語られがちだからです。

 

ですが、今後はもっと【概念】つまり【価値観】を語る時代です。

 

特に若い人たちは「この会社に社会的価値があるか?」を

とても気にしています。

 

重要なのでもう一度言います。社長は【概念を語る】べきなのです!

 

 

さて、次回からは、今注目が集まる【アート】な感覚について

考えていきたいと思います。

 

どうぞご期待ください!

 

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2.HRニュース:

『「メンタルヘルスの取り組み」に関する調査結果』

talk:社会保険労務士・上村 和弘

 

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「心の病」が13年ぶりに増加

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今回は、公益財団法人日本生産性本部メンタル・ヘルス研究所が実施している

「メンタルヘルスの取り組み」に関する企業アンケートの調査結果をご紹介します。

 

調査によると、最近3年間の「心の病」の増減傾向は、13年振りに増加に転じました。

以下の通りです。

 

・「増加傾向」:32.0%(前回比+7.6ポイント)

・「横ばい」 :54.7%(前回比-5.0ポイント)

・「減少傾向」:10.2%(前回比-0.2ポイント)

 

「心の病の最も多い年齢層」という調査を行うと、以下のような結果になりました。

 

・「10-20代」:30.6%(前回比+2.7ポイント)

・「30代」 :33.3%(前回比+0.7ポイント)

・「40代」 :29.6%(前回比-6.2ポイント)

・「50代」 :6.5%(前回比+2.8ポイント)

 

「40代」が大幅に減る一方、「10-20代」と「50代」の増加が目立ちますね。

 

かつては「30代を中心に対策を行いましょう」と言われた時期もありましたが、

今や幅広い年代への対応が重要となっているようです。

 

なお「職場の生産性向上」「長時間労働対策」など、

メンタルヘルスを直接の目的としない施策でも、メンタルヘルス問題の減少に

繋がっているという結果も出ています。

 

こうした取り組みを行うことの重要性を、改めて認識していきましょう。

 

参考リンク:日本生産性本部

「第9回「メンタルヘルスの取り組み」に関する企業アンケート調査結果」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/12981

 

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  1. ポッドキャスト番組

 

【人事】

井上健一郎の『組織マネジメント研究所』

第245回「質問:会社全体にプラスになるのに、複数部署にまたがる提案が通りません…」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/22981

 

【労務】

向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』

第230回「質問:退職者に、入社時に無償で譲渡した自社株を買い取れと言われました…」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/32981

 

【コーチング】

秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』

第234回「質問:減点主義の職場にチャレンジが増えるには?」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/42981

 

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  1. セミナー情報

 

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『INNER DIVING アカデミア』

講師:秋山ジョー賢司

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皆さまにとって2020年が飛躍の年となるよう、

ぜひご活用いただきたい1月の勉強会テーマとなっております。

 

1年間、無駄なく全力を尽くすためにも、この機会をお見逃しなく!

 

★詳細はこちら

>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/52981

 

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■『HR Journal』への質問はこちらにお寄せください。

meikai@jinji-hyouka.com

 

■『HR Journal』バックナンバーはこちら

http://jujube-ex.jp/Lcc769/62981

 

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