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『社員を伸ばしたい!その時会社にできること~リーダー編~』~明快通信Vol.055~

2015年4月21日


 

おはようございます。

人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。

 

先日、帰りの電車で眠ってしまい、ふと目を覚ますと

駅名が4文字中3文字だけ見えたんです。「武蔵小・」

それは、自分の降車駅より先の駅名「武蔵小杉」。

「やってしまった!」と思い、急いで降りて撃沈しました。

 

そこは「武蔵小山」。降車駅より手前にもあったんでしたよね。

その後は、同じ電車の違うドアから乗り込み、立って帰りました。

 

(焦るなかれ。急いてはことを仕損じました。)

 

先日、明快通信【号外】でご案内した、

井上先生のセミナー情報は、編集後記のあとにある

『井上先生の無料【組織活性化プロジェクトセミナー】はこちら』

をご覧くださいね。

 

さて、今週も井上先生から人や組織に関する

ノウハウを取材して参りました。

 

今回のテーマは「社員育成」。詳しくは本文で・・・!

 

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テーマ:社員を伸ばしたい!その時会社にできること~リーダー編~

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前回は、社員を伸ばすために、会社として、

「達成志向」と「顧客志向」をバランスよく

併存させてみては?といったことをお伝えしました。

 

⇒前回の記事はこちら。

http://jujube-ex.jp/Lcc769/1651

 

 

今回は、社員を伸ばすために、

チームや組織のリーダーの視点から、何ができるかを

考えてみたいと思います。

 

■経験学習モデルから見る学びのサイクル

 

この話をするために、私が大切にしている理論を一つご紹介します。

それが「経験学習モデル」なのですが、次に示す要素を

繰り返す中で人は学習していくという考え方です。

 

あまり、概念的な話をしてしまうと分かりにくくなってしまうので

私なりの言葉で説明させていただきます。

 

「経験をする」⇒「振り返る」⇒

「概念化する」⇒「実験する」⇒「経験をする」・・・と

いうふうに4つの要素を繰り返していくサイクルです。

 

この理論で伝えていることは、

何らかの経験をした際に、自らの経験を振り返ることを通して、

自分の中で「概念化」、つまり他の状況でも応用できるような

ルールや知識、スキームを作り上げます。

そして、作られたルールや知識、スキームをもとに、

実験(アクション)していきます。

 

そうすると、また経験しますから、それを振り返り、

概念化し、アクションしていくというサイクルに

入っていくことができるというわけです。

 

■リーダーはどう関わっていくか?

 

では、リーダーが、この学習・成長のサイクルにおいて

どのように関わっていけるか。

 

それは、まさに「振り返り」です。

 

これは前々回の「期待した社員が伸びなかったときに考えること」

でも簡単にお伝えしました。

 

さらに深掘りをしていきますと、

実は、上司と部下の関わり方に関する最近の研究において、

興味深い話があります。

 

実は、上司が業務の指導をしても、

学習効果は高まらないのだそうです。

 

(「そうなの?」と固まった方いらっしゃいませんか?)

 

むしろ、同僚が業務に関するアドバイスや支援をした方が、

本人の学習には、大きな影響があるのだそうです。

それよりも上司に求められるものは、「振り返り」の支援や

「精神的」な支援が学びや成長に影響してくるのだそうです。

 

 

■なぜ、それほどまでに「振り返り」が必要なのか?

 

本人に突出すべき「振り返る力」があるのであれば

ある程度放っておいても、学んで、成長していくことができます。

 

ですが、それはあくまで本人の持つ視点や観点の中での話。

 

リーダーや上司は、本人よりも経験的に多様な観点を

持っているものです。

「振り返り」が、そんなリーダーや上司の考えに触れ、

新しい考え方や視野を広げる場であれば、どうなるでしょう?

 

次の概念化やアクションの過程でさらに広がりが

できていくだろうことは想像に難くないはずです。

 

成長の幅やスピードみたいなものを格段に押し上げることが

できるわけです。

 

一方、「振り返り」が苦手な社員もいます。

そういった社員に対しても、適切な振り返りは、

成長のチャンスを広げ、成長スピードを上げることにも

繋げられるでしょう。

 

 

だからこそ、私は、組織力を上げるサポートや

人事評価のサポート、リーダー研修などにおいて

一日5分、2週間に1回、1ヶ月に1回など期間は何でもいいので

「振り返り」のスケジュールをしっかり設定しておくことが

結構、大事なんですよとお伝えしています。

 

みなさんもぜひ、「振り返り」について考えてみてくださいね。

 

とはいえ、実際にどうしたらいいの?というお声もあるかと

思いますので、次回は、振り返りの簡単な方法を

少しだけ、お伝えできればと思っています。

 

ではまた来週お会いしましょう。

 

井上健一郎

 

 

■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

 

編集担当の佐藤明日美です。

 

「振り返り」と聞いて考えたこと。

 

先日、就活アウトロー採用という、マイナーな就職支援サービスの

1年間の活動報告会に行ってまいりました。

 

まさに、1年間の振り返りだったわけですが、

「振り返り」の意義を感じずにはおれませんでした。

 

参加した若者、参加企業、企画者側が

それぞれの立場で、感じたものや起きたことを振り返って

話してくださいました。

 

彼らが話すことで、サービスを立ち上げる前に企画者側の

意図したものとは違う意義や可能性が新たに生まれていたように思います。

もちろん課題も見えてきます。

 

ただ、その意義や可能性を

報告会のみに参加している私のような人間が

一緒に味わうことができました。

 

振り返りの意義の一つには、やってきたことの再定義や

新たな価値付けができるという事なのかなと思いました。

 

それにしても温かく、和やかで、優しい報告会でございました。

 

次回もよろしくお願いいたします!

 

佐藤明日美

 

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