≫ HR Journal TOP

『組織にも「成長痛」がある』~明快通信Vol.81~

2015年11月4日


おはようございます。

人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。

 

私はこの会社に入社し、自己認識が崩壊しました。

それほどまでに、周りの見ている自分と

自分の知っている自分は違っておりました。

まさに限界を作っていたのは自分だった?!

 

(一つだけ崩壊しなかった認識がありました。「ドジ」。

これぞまさに自他ともに認めるもの)

 

本日は、そんな「成長」に関するお話。

 

井上健一郎先生のお話を、私、佐藤がお届けして参ります。

少し、抽象度が高いお話ですが、ぜひ読んでみてくださいね。

 

■テーマ『組織にも「成長痛」がある』

 

会社やチームが成長を遂げる時、

組織のリーダーとして、こんな経験はありませんか?

 

・チームでのいざこざ、衝突、モヤモヤが噴出。

・チームの雰囲気、流れている空気がとにかく重い。

・それまでうまくいっていたチーム内のコミュニケ―ションが

スムーズにいかなくなった。

 

井上先生によると、これぞ、まさに

組織、チームの成長のチャンスなのだそうです。

 

どういうことでしょう? 早速見ていきますね。

 

■チームの成長には、外的な環境の変化が伴う

 

そもそも、チームが伸び始めている時は

チーム内で何が起き始めると思いますか?

 

井上先生の話によれば、

もし、チームや組織が成長しているのであれば、

まず、業務の量も質も、求められることも、絶対に増えている。

やっていた倍以上のことをやらなくてはいけなくなる。

 

そんな状況が発生し始めているというのです。

 

それはチームにとって、あらたに生まれた負担でもあります。

 

井上先生がいつもおっしゃるように、組織は感情で動きます。

そんな外的な変化(業務の質や量の変化)が起こることで

まさに、組織の感情が動き出すのです。

 

この時、その感情が整理できないと

いざこざや衝突、空気の重さ、コミュニケーションミスなどに

つながっていくのです。

 

もう少し、具体的にみていきましょう。

 

■組織に生まれた感情を乗り越える

 

外的な変化によって生まれた感情の動き。

実際はどんなものがあるのでしょう?

 

例えば、組織の成長に伴い、

これまでやってきたことが通じなくなったり、

今までのやり方だと、うまくいかないことが増えたりする。

 

それにより、組織内に「恐れや不安」が巻き起こるのだそうです。

 

今までの成功体験や積み重ねを捨てなくてはいけない恐れや、

新しいことに挑戦しても受け入れてもらえないのではという不安。

 

外的な環境の変化に伴い、個人もチームも

当然のごとく、変化を迫られるわけです。

 

それによる不安や恐れを組織全体が体感し、翻弄される。

これこそが組織の「成長痛」です。

 

井上先生は言います。

個人のスキルと能力を伸ばす時と同様に

組織も、いきなりポンッと成長することはありません。

 

できないことを繰り返したり、試行錯誤しつづけたり、

忍耐が必要な時期が必ずあるのです。

 

全体がググッと下方に沈み込む時期が必ずあるのだそうです。

 

では、チームがそれを乗り越え、伸びていくには

どうすればいいのか?

 

井上先生曰く、

 

『この難しい局面をチーム全体で解決する

という過程をとれるかどうかにかかっている』とのこと。

 

■成長痛の中で、チームに求められるもの

 

ではでは、チームが伸び続けていくために

チーム全体で解決していく力をどう養っていけばいいのでしょうか?

 

そういう力のあるチームには、

何が起こっているのでしょうか?

 

この問題については、次週、お届けいたしますのでお楽しみに。

 

今回はとても抽象的なお話でしたが、

今、目の前にある会社、組織、チームが苦しんでいる、

壁にぶち当たっていて、いろんな問題が噴出しているなら

 

それは、チームの成長痛なのかもしれません。

 

成長痛なら、それをどうとらえ、問題を解決していくか?

 

今現在、そうである方は冷静に見まわしていただき、

そうでない方は、過去を振り返ってみていただけたらと思います。

 

組織と感情の狭間にヒントはある?!

来週もお楽しみに^^

 

■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

 

編集担当の佐藤明日美です。

 

成長に痛みが伴うこと。

これは、人の心を打ってやまない多くの名作映画において

主人公の成長過程の苦しみとして描かれているものです。

 

チームの成長痛でいうと、以前にもご紹介した

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

 

アメリカはMARVEL社のヒーロー映画。

 

こちらまさに、孤独なならず者たちが

『チーム』・『仲間』の意味を知りながら、

悪と戦う大義の中で、チームの心がバラバラに

なる瞬間というものを描いています。

 

これこそまさにチームの『成長痛』。

それをどう乗り越えたかは、一人ひとりが自己と向き合い、

隣にいる仲間に寄り添い、同じ方向を見ようとする意志、

やってやろうという気概が映画のクライマックスに向けて

散りばめられております。

 

そのチーム力の復活、一体感。さらに強まるチームの絆。

 

この快感を味わいたく、すでに3回鑑賞いたしました。

 

それでは、次回もよろしくお願いいたします!

 

佐藤明日美

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

————————————————————–

■井上先生への質問はこちらにお寄せください。

meikai@jinji-hyouka.com

————————————————————–

■『明快通信』バックナンバーが読めるようになりました。

http://jujube-ex.jp/Lcc1930/2941

————————————————————–

■人事評価システム「明快」

http://jujube-ex.jp/Lcc1930/3941

 

Facebookページはこちら

http://jujube-ex.jp/Lcc1930/4941

 

■人事評価セミナー

http://jujube-ex.jp/Lcc1930/5941

————————————————————–

■経営組織アカデミーはこちら

http://jujube-ex.jp/Lcc1930/6941

————————————————————–

■経営組織アカデミー(3%倶楽部会員、『明快』ご購入者はこちら)

http://jujube-ex.jp/Lcc1930/7941

————————————————————–

 

▼『明快通信~中小企業は人事部を作りなさい!』

このメールは、究和エンタープライズコンコードによる

メールマガジンです。


TOPへ戻る