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『部下の本音を引き出したいときにしてはいけないこと』~明快通信Vol.130~

2016年11月8日


おはようございます。

人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。

 

地下鉄でおばあちゃま二人組に話しかけられる。

70年来のご友人というお二人。

中村芝翫の襲名披露公演の帰りだという。

「あなたも、もう少し歳をとったら

こうやって女同士で楽しみなさいね~」とアドバイス。

 

(人生のヒントはいろんなところにあるものです)

 

さて、気を取り直して、

今回も、本文の前にお知らせです!

 

今月、11月18日(金)の明快カレッジは、

満員御礼、キャンセル待ちでございます。

年内最後は、12月9日(金)。

 

テーマは、

「組織の構築法~組織を作るとは?~」。

組織はどうやって築かれていくのか?

自分の理想の組織について振り返りたい方は

ぜひお越しください^^

 

お申込みはこちら!(2017年のスケジュールも見られます!)

⇒ http://jujube-ex.jp/Lcc769/11451

 

それでは、本日も、井上健一郎先生のお話を、

私、佐藤がお届けして参ります。

 

井上先生の実践編をもっと知りたい方は

ぜひ、合わせてPodcastをお聞きください♪

http://jujube-ex.jp/Lcc769/21451

 

■テーマ:『部下の本音を引き出したいときにしてはいけないこと』

 

前々回、言う事を聞かない部下との

向き合い方のお話をお伝えしました。

 

http://jujube-ex.jp/Lcc769/31451

 

前回は、組織や人を動かしたいときに

内なるエネルギーの源にアプローチしてみては?

というお話をしました。

 

http://jujube-ex.jp/Lcc769/41451

 

今回は、問題となる事象を起こした部下を

さらに意固地にさせる、

防御態勢に入らせることをしないためのコツを

井上先生から聞いてきました。

 

■なぜ、人は防御態勢に入るのか?

 

井上先生は言います。

 

「本人が起こした事象や問題に、

当事者として向き合わせるからいけないんです」

 

どういうことでしょう?

 

例えば、遅刻をした社員に

どういう問いかけをしていますか?

 

「なんで遅刻したの?」

 

この問いかけしたことありますか?

 

部下は「目覚ましが鳴らなくて・・・すみません」

しどろもどろで、もしくはふてぶてしく、

もしくは、びくびくしながら応えるかもしれません。

 

この時、部下に何が起こっているのかというと、

「お前は何でそんなこともできないの?」とか

「ちゃんとしなくちゃいけないことわかってるよね?」

といった責めのメッセージを部下が受け取るのだそうです。

 

こちらが決して責めようと、意図しなくてもだそうです。

 

そしてこの瞬間、部下は防御態勢に入る。

そうなると、また心を開かせるのに時間がかかるわけです。

 

井上先生は言います。

「相手の心を開かせておきたいなら、

部下を当事者であることから切り離してみるといい」

 

■当事者から切り離すための質問

 

そこで井上先生が教えてくださったのが

この質問でした。

 

「何があったの?」

 

本人に向けがちな指を事象に向ける。

そうすると、自分が責められていると感じない。

 

だからこそ、部下はワケを話せる。

 

上司「何があったの?」

部下「目覚ましが鳴らなくて・・・」

上司「そうなんだ。目覚まし壊れてたの?

何があったの?」

部下「酔っぱらってかけ忘れました」

上司「それは飲みすぎないようにしなきゃだめだよね」

 

最後にはちゃんと上司の言いたいことを伝える。

 

でも、事情を話せた人間は、心を閉じない。

だから、上司の言葉がしみこみやすいと井上先生。

 

顧客を怒らせた時も、

商談がうまくいかなかった時も、

「なんでそうなったの?」は使わない。

 

「何があったの?」と聞く。

 

本人の事情をまず聴く。

 

防御態勢に入らせないことが大事、と井上先生。

 

本人が自分自身に指を向けられることを

怖がったり、嫌がったりすれば、

こちらが伝えたかったことが

本人に響くことはまずないと言います。

 

当事者としての本人に指を向けずに、

起きた事象を上司と部下で眺めてみる。

 

そうやって、こちらの意図を汲み取る余裕を

部下に与えるんですと井上先生。

 

井上先生が大事にしている質問。

 

「何があったの?」

 

ぜひ、皆さんも使ってみてくださいね!

 

というわけで本日はここまで!

 

11月はすでに満員御礼の明快カレッジですが、

12月以降はまだ少し余裕がありますので、

お早めのお申込みを!

 

お申込みはこちらから!

⇒ http://jujube-ex.jp/Lcc769/51451

 

お待ちしております!

 

組織と感情の狭間にヒントはある?!

次回もお楽しみに^^

 

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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

 

編集担当の佐藤明日美です。

 

キングダム最新刊44巻が出ましたね^^

この中で主人公の信が、仲間に裏切られたと感じ、

「隊から出ていけ」というシーンがありました。

 

国と国の戦いという極限の状況下で、

主人公の信が「何があった?」とは

まず聞かないだろうと思います。

 

ここで思うのは、そのリーダーが受けた

「心の痛み」です。

 

部下の失敗、失態、予想もしえない結果。

 

覚悟を決めているリーダーほど

自分自身で受け取る痛みも相当かと思うのです。

 

それをどう消化するのか?

何をもってまた前進していくエネルギーを生み出すのか?

 

今回の明快通信を書きながら、

そんなことに思いを馳せてみました。

 

それでは、次回もよろしくお願いいたします!

 

佐藤明日美

 

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