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『“受信感度”仕事力の基盤を上げる』~明快通信 Vol.008~

2014年5月13日


おはようございます。

 

人事評価システム「明快」事務局の佐藤です。

 

GWは、TVで大好きな世界卓球観戦。

一番記憶に残ったのは、メダル獲得の瞬間ではなく、

石川佳純選手と対戦相手の激しい高速ラリーの中、

解説の方が放った一言でした。

 

「ピンポン暇なしですね!」

 

(スポーツの生中継はいろんな意味でドキドキします)

 

 

今週も井上先生から人事に関する

ノウハウを取材して参りました。

 

今回のテーマは「受信感度」。

詳しくは本文で・・・!

 

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テーマ:“受信感度”仕事力の基盤を上げる

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組織が一体となって同じ目標に向かって邁進するために、

「感性・感覚」を共有することはとても大事です。

 

なぜなら、言語化された報告書やルールなどの

共有も重要なのですが、実は「なんとなく」

感じていることに本質が隠されていることが多いからです。

 

言葉には出してないけど、なんかこの会議の雰囲気が良くない

とか、営業部の成績は良いのに、なぜか危うさを感じる・・など、

実際の組織の中でも感じることはあるかと思います。

 

 

この「なんとなくの感覚」を共有することで、組織・集団としての

様々なことを察知することができるようになりますし、

何より新しい「知恵」を産むきっかけができます。

 

しかし、個人が感じたものが場に提供されなければ、

それは始まりません。

 

誰も、何も、感じ取ることができなければ、組織に

「知恵」が生まれることはないのです。

 

では、どのようにすれば目に見えないものを

感じるようにできるのでしょうか。

 

 

【受信感度は仕事力の基盤】

 

「なんとなく」を感じるためには、

まずそれぞれが、自分の「受信感度」を上げる必要があります。

 

言い換えれば、意識を変えて「感じようとする」ことが

重要になります。

 

「お、今日の会社の雰囲気、なんかいいぞ」

「うーん、今日も会議は内容よりもあんまり感じよくないなあ」

 

なんて、漠然としたもので構いません。

徐々に「なぜそう感じるのか」ということを

考えていけば良いのですが、

まずは「感じる」というアンテナを立てることを優先させましょう。

 

こうすることで、まず感じることから始め、

そして組織で共有できると良い結果が生じるのですが、

そもそも受信感度の高さは、すべてのビジネスの場面で

力を発揮する、仕事力の基盤と言えるのです。

 

お客様からの電話、メール。

あれ?いつもとちょっと違うな?と感じる。

こうすることで未然に事故を防げたり、納期遅れに気づいたり・・・

「気づくこと」は仕事ができることと同義と言っても

過言ではありません。

 

 

「でも、受信感度なんて、どうすれば上げられるんだ?」

 

と思われるかもしれません。

 

しかし、受信感度は

【訓練】を続けることで上げることができるのです。

 

 

いくつかの訓練方法のうち、今回は、

私がエンタテイメント業界にいた頃、私の周りの

クリエイターたちが無意識のうちにやっていたことを参考にして

私なりに取り組んだやり方をご紹介します。

 

ちょっと一般的ではないかもしれませんが、

ぜひ、参考にしてください。

 

【日常を違う視点で捉える】

 

それは、経験したこと、目の前に起こっていることなどに、

見出しをつけるような感覚で、できるだけ飾った詩的な

言葉でそれらを表現する方法です。

たとえば、咲き誇っている桜を見た時などに、

「桜花を通して、人々が無意識のうちに天を仰ぎみる時間を

共有している」というような感じの言葉を作っていくのです。

 

なにやら照れくさい感じがするかもしれませんが、

優秀なクリエイターは、いつでも話に出ている題材について、

素敵な言葉でそれを表現します。

 

非日常の言葉で表現することで、

物事の捉え方に今までと違う視点が生まれるのです。

 

【身近なことをキザな言葉で表現してみる】

 

私たちは、プロのクリエイターではないですから、

自分なりに思いついた言葉で表現すればいいのです。

誰に言うわけでもありませんから、自由に恥ずかしがらずに

やってみてください。できるだけ、いつもなら使わない

ちょっと素敵な表現をしてみてください。

 

ご自分のお子さんを見て、「次世代のことを、身近で

教えてくれる存在」なんていう言葉にしてみてください。

そんなことを続けていると、いつの間にか面白いように言葉が

浮かんでくるようになります。

 

言葉の置き換え、と言っても良いと思います。

同じものを別の言葉に変えるのです。

 

本を読んだ時や、映画を観たときなどは、

最大のチャンスです。

 

こうすることによって、感覚が少しずつ研ぎ澄まされていきます。

普段の会議などでも、アイスブレイク替わりに

こうした「言葉の置き換え」をやってみても、

組織は大きく変わっていくでしょうね。

 

ぜひ、やってみてください。

 

井上健一郎

 

 

■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

 

編集担当の佐藤です。

 

この編集後記を書き始め、初めて「いつも読んでます」と

言ってくださる方にお会いしました。

すごくうれしかったです。そこで、言葉の置き換えを一つ。

 

たんぽぽのように、

そばを通ってくださった人しか認識していただけない仕事から、

ひまわりのように、少し遠くの人にも気づいてもらえるお仕事が

できることをちょっと嬉しく、光栄に思います。

 

私の仕事の変化をキザな言葉に置き換えてみました。

いかがでしょう??

 

佐藤明日美

 

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