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『逃げない部下を育てる【即】と【待つ】の上司力!』~HR Journal vol.91~

2019年4月2日


おはようございます。

人事評価システム「明快」事務局です。

 

4月、新年度が始まりました!

皆さんは、どんなスタートをお迎えでしょうか?

 

さて、本日の井上先生のお話も、かなり上司力UPに繋がる内容です!

 

常々、井上先生は部下のミスについて、なぜそれが起きたのかを

「本人に考えさせることが大切だ」と、おっしゃっています。

 

ただし、「ミスはミス」と即答してあげることが大事な時もあるそうです。

さらに、デキる上司は【即答】と【待つ】を使い分けることができるのだとか。

 

それでは、本日も井上ワールドを存分にお楽しみください。

今週のHR Journalの目次です!

 

【今週の目次】

1. HRトピック:『逃げない部下を育てる【即】と【待つ】の上司力!』

2. HRニュース:『【リファラル採用】で声をかけられた人の実態調査』

3. ポッドキャスト番組

4. セミナー情報

 

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1.HRトピック:

『逃げない部下を育てる【即】と【待つ】の上司力!』

talk:井上 健一郎

 

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ネガティブ感情から逃げてはいけない?

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ネガティブ感情は、生存本能のために備えた生物の知恵で、

嫌悪や恐れといった感情から人は戦うか、逃げるかを判断しています。

 

仕事に対しても、嫌なことがあると逃げる人がいるかもしれません。

 

これには2つのパターンがあります。

真っ向から逃げる【逃避】と受け流す【回避】です。

 

逃避には【弱さ】を、回避には【ズルさ】を感じます。

 

上司としては、部下が逃避や回避をした時、

起きた事象に【向き合う】ことをさせなければなりません。

 

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逃げたい部下の向き合わせ方とは?

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しかし、組織には上下のヒエラルキーがあり、

なにか問題が起これば上司が戦い、部下は逃げるという構図がすでにできています。

 

「責められている」と思しき言葉が聞こえた瞬間、

部下は逃避も回避もしてしまうワケです。

 

ならばいっそ、上司は

「これは(部下の)ミスだ」と、はっきりと叱ってあげた方がいい!

 

はっきりと叱らずに、じっくりじっくり探られたら、

部下としては「早く殺してください!」と、そんな気持ちになりますよね(笑)

 

どんどん、逃げていきます。

 

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部下の叱り方が知りたい!

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ただし、叱るときには条件があります。

それは、起きたミスが

【明らかな本人の間違いによって起きたものである】ということ。

 

私は常々、相手を物事に【向き合わせる】ためには

【考えさせる】ことが大切だ、と言っていますが、こういう失敗の時は例外です。

 

そして、怒るのではなく【叱る】こと。

 

つまり、【向き合わせる】にも

即断即決で終わらせなければいけない【即】と、

じっくり構えて待ってあげなければいけない【待つ】

の、2つの対応の仕方があるということです。

 

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【即】と【待つ】の使い方は?

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整理してみましょう。

 

【即】で対応する時

・明らかに本人がエラーやミスをした時

・決まっていることを守らなかった時

→待たずにバシッと「それはミスだ」と言い切る

 

【待つ】で対応する時

・バシッと「ミスだ」と認めさせた後

→どうしてそうなってしまったのか、考えさせて答えを待つ

それで、ここからがテクニック!

上司は【即】と【待つ】をきちんと使い分けなければならないのです。

 

例えば、ミスをした部下への叱り方としては

「そうかー、それやっちゃったかー!」みたいな話しかけ方をすること。

 

「それはこのミスに繋がりやすいと、俺の経験からも感じるな。」

 

これで、バシッとミスだと伝えています。

そうすることで、部下も禊を終えた気持ちになれます。

 

そう言ってあげた後「どうしてこうなった?」

「このあとどうする?」と、ここでやっと【考えさせる】のです。

 

【即】対応したあと、今度は【待つ】。

【即】と【待つ】を使い分けられる人は、素晴らしい上司だと思います。

 

今回のお話、ポッドキャストでも配信していますので、

ぜひ一緒にご活用下さいね!

 

次週は【即】と【待つ】から、もう少しお話を広げていきたいと思います。

次回もどうぞお楽しみに!

 

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2.HRニュース:

『【リファラル採用】で声をかけられた人の実態調査』

talk:社会保険労務士・上村 和弘

 

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【リファラル採用】は活用されておりますか?

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近年、流行りの採用手法として増加しているのが【リファラル採用】です。

 

リファラル採用とは、「社員が知人等を紹介する制度」のことを指します。

 

先日、リクルートキャリアはリファラル採用に関する調査を実施し、

正社員または契約社員として働いている最中に、知人の会社に誘われた

経験のある650人からの回答をまとめ・公表しました。

 

この中で「知人から誘われた際にどう行動しましたか?」

という設問へは、以下のような回答になっています。

 

・選考を受けた   54.8%

→入社を決めた   26.5%

辞退した     19.4%

不合格だった   8.9%

・話だけ聞いた   33.1%

・その他      6.8%

・話も聞かなかった 5.4%

 

全体の54.8%が、

「知人の誘いを受け選考を受けた」との回答をしていますね。

 

特筆すべきは、70.2%は

「以前から興味を持っている会社・事業だった訳ではない」と答えている所です。

 

まずは、声をかけてもらえる動機づけが大事という事ですね。

 

採用手法は多様化しています。

【リファラル採用】の活用を検討する価値は大きいのではないでしょうか。

 

参考リンク:リクルートキャリア

「リファラル採用で声をかけられた人の実態調査」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/12621

 

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  1. ポッドキャスト番組

 

【人事】

井上健一郎の『組織マネジメント研究所』

第205回「質問:自分のミスに対して、言い訳ばかり並べる部下を、物事に向き合わせるためには?」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/22621

 

【労務】

向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』

第190回「質問:技術職や資格保有者の引き抜きを止める方法はないでしょうか?」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/32621

 

【コーチング】

秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』

第194回「ジョー語録:自己中とは巻き込める力」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/42621

 

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  1. セミナー情報

 

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【1】『CKP経営大学校 -組織マネジメント編-』

講師:井上健一郎、秋山ジョー賢司

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強い組織になるためには、組織構築が必須条件となります。

 

社長がトップ営業であり、マネジメントも行っている。

現場を任せられるナンバー2が育たない。

リーダーとして、チーム形成が上手くできない。

 

強い組織ほど柔軟に、かつ正確に状況を判断し動いていきます。

 

そのためには、リーダーという存在が必要不可欠。

では、今の時代のリーダーは何をするべきなのか?

 

どうすれば人を動かすことができ、組織としての一体感が生まれるのか。

 

その答えは、「柔軟性」と「再現性」のバランスです。

 

経営者目線と社員目線の両側面から学べる講義をお届けいたします。

 

毎月1テーマ。

組織マネジメントの極意を、ぜひ学びに来てくださいね。

 

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【開催日程】

2019年4月11日(木) 15:00~18:00(開場14:45)

 

【参加費用】

第1部会費:8,000円(税込・当日現金払い)

※第2部会費:4,000円(税込・当日現金払い)

 

★詳細・お申し込みはこちら

>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/52621

 

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【2】『マインドセットセミナー』

講師:秋山ジョー賢司

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上場企業から中小企業までエグゼクティブ・コーチングトレーナーとして

人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司氏。

 

自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは超えたい壁は越えられません。

 

今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性があるのです。

 

あなたが目の前の壁を越えたいのになかなか越えられないとしたなら、

ぜひ一度、そのヒントをつかみに来てください!

 

これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が一足先に、

次のステップに進むことを決断しています。

 

定員5名です。

ぜひ、お早めにお申し込みください!

 

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【開催日程】

2019年4月16日(火) 18:00~20:00(開場17:45~)

【参加費用】3,000円

【定員】5名(先着順)

 

★詳細・お申し込みはこちら

>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/62621

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