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『管理職の研修には【ワークショップ】を取り入れるべき!』~HR Journal vol.107~

2019年8月6日


おはようございます。

人事評価システム「明快」事務局です。

 

本日のテーマは

「管理職の研修には【ワークショップ】を取り入れるべき!」

で、お届けします。

 

管理職の研修で、ワークショップ…

あまり経験のないスタイルではないでしょうか?

 

しかし、一方的な講義を受けるのではなく、同じ立場の人たち同士で

「考える」ことが大切だ、と井上先生はおっしゃっています。

 

そこにかけるのが、会社としての【価値観】というフィルター。

適切にフィルターをかけることで、意思や行動の共有が促進されそうですね!

 

では、早速井上ワールドをお楽しみください。

まずはHR Journalの目次からスタートです!

 

【今週の目次】

1. HRトピック:『管理職の研修には【ワークショップ】を取り入れるべき!』

2. HRニュース:『カムバック支援助成金の活用法とは?』

3. ポッドキャスト番組

4. セミナー情報

 

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1.HRトピック:

『管理職の研修には【ワークショップ】を取り入れるべき!』

talk:井上 健一郎

 

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フィルターをかける効果的な手法とは?

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組織は、社員たちに対して会社としての価値観や

ビジョン、ミッションに向かうための、

適切な【フィルターをかける】ことが大事だという気がしています。

 

そして、【フィルターをかける】場として【研修】があります。

 

さらに、研修の場では、【フィルターをかける】ため

【ワークショップ】というスタイルを取り入れた方がいいと思います。

 

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ワークショップでは何をするのか?

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【何かを創る】ことを通じて、学びを得る。

これが、研修で行うワークショップのスタイルです。

 

創るのは何でもよくて、形あるものをつくってもいいし、

意見でも経営計画でも何でも良いのです。

 

ブレストは拡散した意見をたくさん出すことが大事で、

収束することに目的はありません。

 

一方、ワークショップは収束してカタチにすることが大事。

ブレストより踏み込んだものになります。

 

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フィルターをどのようにかける?

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私は実際、新人管理職向けの研修に、

ワークショップのスタイルをよく取り入れてきました。

 

1日6時間の研修なら、半分は必要な知識を教える時間。

あとの半分は、ワークショップに充てます。

 

 

ワークショップでは、

 

「私の話は講義ではありません。

私がこれまでに得た知識や情報、理論を皆さんの情報として

お届けしますので、使いたいものは自由に使ってください。」

 

そう前置きした上で、課題を提示して全員で話し合ってもらいます。

 

提示する課題は、例えば

「リーダーシップ像をつくってください」というものだったり。

 

そうすると、最初は「忙しいのに何だよ」と不満気な人ばかりです。

 

だけど、講師から聞くのではなく、同じ会社の同じ立場の人と

話をすることで「こんなこと考える人もいるんだ」

「自分はこう考えていこうかな」という気づきに辿りつくのです。

 

これが【フィルターをかける】ということです。

 

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管理職にはどんな変化があるのか?

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ワークショップの参加者は、稚拙であろうが、深まってなかろうが、

自分が思うリーダーシップ像のきっかけになるものを、

フィルターを通して持って帰ってくれます。

 

共同作業で創ることを通じて、会社が求めているものを考えてもらい、

みんなで共通定義をつくっていく。

 

ここから教えることが研修。

 

自分たちで【気づき、学ぶ場】をきちんと設けないといけないのです。

 

ところが、会社のフィルターをかける以前に、個々のフィルターがあるわけで。

 

そこをどう合わせていくのかが来週のテーマです。

次回もどうぞご期待ください!

 

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2.HRニュース:

『カムバック支援助成金の活用法とは?』

talk:社会保険労務士・上村 和弘

 

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従業員のカムバックに関する助成金を活用して、人員計画を立てましょう。

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妊娠、出産、育児で退職する従業員は、育児・介護休業法の

改正等により、減少傾向にあります。

 

企業においても、様々な施策を検討・実施することで、

退職を防ぐ取り組みを進めています。

 

しかし、それでも離職をしてしまう従業員が一定数出てしまいます。

 

そのような状況を考慮して、厚生労働省は両立支援等助成金に

「再雇用者評価処遇コース」を設けており、この助成金を

【カムバック支援助成金】として、案内を始めました。

 

助成金の内容は、妊娠、出産、育児、介護、または、配偶者の転勤等を

理由とした退職者について、退職前の勤務実績等を評価し、処遇の決定に

反映させることを明記した再雇用制度を導入。

 

その制度に基づき、離職後1年以上経過している対象者を再雇用し、

無期雇用者として6ヶ月以上継続雇用した事業主に、支給するものです。

 

■再雇用人数が1人目の場合

・中小企業は38万円(48万円)

・大企業は28.5万円(36万円)

 

■再雇用人数が2~5人目の場合

・中小企業は28.5万円(36万円)

・大企業は19万円(24万円)

 

上記のような結果となっており、1事業主あたり5人まで支給されます。

※()内は述生産性要件を満たした場合の金額

 

能力や人柄をよく分かっている再雇用者は、即戦力として

活躍が見込まれる人材です。

 

人手不足への対策も考えると、積極的に活用をしたい企業も

多いのではないでしょうか。

 

助成金を受給するためには、細かな要件がありますが、

退職者の離職理由によっては、積極活用したいという企業もあるでしょう。

 

このような助成金制度の活用も考えながら、制度の整備を考えて下さいね。

 

参考リンク:厚生労働省「カムバック支援助成金のご案内」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/12781

 

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  1. ポッドキャスト番組

 

【人事】

井上健一郎の『組織マネジメント研究所』

第223回「質問:大企業で部下の立場から部内の雰囲気を変えることはできますか?」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/22781

 

【労務】

向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』

第208回「質問:有給休暇を使ってWワークをする社員がいます…」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/32781

 

【コーチング】

秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』

第212回「質問:「異常にやる」ためのポイントは?」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/42781

 

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  1. セミナー情報

 

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『INNER DIVING アカデミア』

講師:秋山ジョー賢司

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あなたは自信をもってリーダーとしてのビジョンを掲げていますか?

 

時代の大きな変化と共に、組織のあり方も目まぐるしく変化しています。

 

戦力となる人材と共に、成長していくためには、ビジョンが不可欠。

 

そして、自分自身の成長が必須条件です。

 

そのためには、視野を広げ、圧倒的な行動力を兼ね備えなければなりません。

 

部下や社員のマネジメントが上手くいかない…

目の前の壁を越えられない…

社会のために、自分の力を最大限発揮したい…

 

なかなか目の前の壁を越えられないのなら、今の常識や信念が

邪魔をしている可能性があるのです。

 

秋山ジョー賢司氏が20年にわたる研究・開発成果を実践的知識とともに、

惜しみなくお伝えしていきます。

 

経営者、ビジネスリーダーのための学びの場にて、

ぜひヒントをつかみに来てください!

 

お申込み、お待ちしております!

 

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【開催日時】

2019年8月20日(火)18:00~20:00(開場17:45)

【場所】神保町近辺

【金額】6,000円(ビジター)

3,000円(会員) ※当日現金払い

【定員】30名限定(先着順)

 

★詳細・お申し込みはこちら

>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/52781

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■『HR Journal』への質問はこちらにお寄せください。

meikai@jinji-hyouka.com

 

■『HR Journal』バックナンバーはこちら

http://jujube-ex.jp/Lcc769/62781

 

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