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『「1on1」で起こりがちなご法度8か条!』~HR Journal vol.135~

2020年3月3日


おはようございます。

人事評価システム「明快」事務局です。

 

「1on1」を組織に取り入れる前に、まずは

「『社長on幹部』で実践してみて!」と井上先生はおっしゃいます。

 

なぜなら、部下に「1on1」をする上司たちが、

「良い!」と思えなければ、うまくいかないからです。

 

ただし、熱っぽくなりすぎるのも注意。

やる気満々の上司ほど陥りがちな、8つのケースをお話しくださいます。

 

早速、本日も井上ワールドをお楽しみください。

まずはHR Journalの目次からスタートです!

 

 

【今週の目次】

1. HRトピック:『「1on1」で起こりがちなご法度8か条!』

2. HRニュース:『新助成金について-労働時間短縮・有給制度導入-』

3. ポッドキャスト番組

4. セミナー情報

 

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1.HRトピック:

『「1on1」で起こりがちなご法度8か条!』

talk:井上 健一郎

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「1on1」のための「1on1」を!

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「1on1」を定着させるためには、まず社長と幹部で体験をしてみてください。

 

なぜなら、部下に「1on1」を行う幹部が、「良い」と

実感できなければ、ポジティブにできないからです。

 

社長と幹部の「1on1」の中で、上司としてどうした方がいいのかを話したり、

会社の課題が浮かび上がってくることもあるでしょう。

 

そんな話題が出れば、その場で社長にフィードバックをすることもできますし、

制度やルールを変えることにも繋がるかも。

 

幹部との「1on1」に、外部の人を活用してみる

のも効果的だと思います。

 

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注意すべきポイントとは?

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まずは社長と幹部で体感して「良い」と思えたら、

部下への「1on1」を実践していきます。

 

その時「よし、やるぞ!」と熱っぽくなる上司ほど、

注意してほしいことがあります。

 

【1:早すぎるアドバイス】

「あ、それはね…」とすぐ言ってしまう。

 

【2:結局説教になる】

「だからいつも言ってるじゃん?」と、いつの間にか説教モードに。

 

【3:話を遮ぎる】

部下の話を遮る。

大抵、部下のことを分かったつもりで言いたいから遮ってしまう。

 

【4:自分の話に持っていく】

「1on1」をやる気がある人は、実績を持った人だったりする。

「俺の場合」で切り出し、自分の話をする傾向がある。

 

【5:気持ちの入っていない共感】

「分かる、分かるよ!」と言いながら本当は分かっていない。

そして結局、説教モードに。

 

【6:軽く扱う】

本人が重く感じていることを「たいしたことないよ。」と軽く扱う。

慰めているつもりでも、部下は軽く扱われているように感じてしまう。

 

【7:ひたすら否定する】

「そうじゃないんだよね…」と、ひたすら繰り返してしまう。

正してあげているつもりでも、部下にはそうは聞こえない。

 

【8:表情や姿勢が否定的】

顔が曇っていたり、のけぞった姿勢だったり。

思っていることが表情に出てしまう。

 

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NGケースはなぜ起きる?

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「1on1」で、部下ときちんと話そうという気持ちが強い人ほど、

この8つのケースが起こりがちです。

 

なぜそういうことが起きるのかというと、気持ちが焦るから。

上司は焦らず、ドーンと構えるしかないのです!

 

「1on1」は【部下の時間】ですから。

 

その辺りを含めて、難しいと思うかもしれませんが

「1on1」は関係の質を高めるチャンスであり、上司の人格を鍛える

チャンスでもあります。

 

さて、次回からは「信頼」「信用」というキーワードで

お話ししていきたいと思います。次回もお楽しみに!

 

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2.HRニュース:

『新助成金について-労働時間短縮・有給制度導入-』

talk:社会保険労務士・上村 和弘

 

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新設!「労働時間短縮・年休促進支援コース」

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今回も新しい助成金の情報です。

 

【働き方改革推進支援助成金】という名前で

「労働時間短縮・年休促進支援コース」の新設が行われることが分かりました。

 

今回はその概要・要件などをご紹介します。

 

■助成概要

労働時間の短縮や、年次有給休暇の取得促進に向けた、

環境整備に取組む中小企業事業主向けに助成金を支給する

 

■支給要件

助成対象の取組を行い、以下の目標についてどれか1つ以上実施

(1)36協定の月の時間外労働時間数の縮減

(2)所定休日の増加

(3)特別休暇の整備

(4)時間単位の年休の整備

 

■助成率

費用の4分の3を助成金として支給

※事業規模30名以下かつ労働能率の増進に資する設備・機器等の経費が、

30万円を超える場合は5分の4を助成金として支給

 

■助成上限額

成果目標の達成状況に基づき、(1)~(4)の助成上限額を算出する。

(合計は250万円(※))

 

(1)月80時間超の協定の場合、月60時間以下に設定:100万円

※月60時間超80時間以下の設定に留まった場合:50万円

※月60時間超80時間以下の協定の場合、月60時間以下に設定:50万円

(2)所定休日3日以上増加:50万円

※所定休日1~2日以上の増加の場合:25万円

(3)50万円

(4)50万円

 

今後、時間単位の年次有給休暇は、導入ニーズが高まると予想されます。

 

制度導入をご検討の際は、助成金の利用も検討してみてください。

 

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  1. ポッドキャスト番組

 

【人事】

井上健一郎の『組織マネジメント研究所』

第253回「質問:裁量労働制は日本には向かないのでは?」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/13061

 

【労務】

向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』

第238回「質問:債務超過により自己破産をすることに…」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/23061

 

【コーチング】

秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』

第242回「覇気=(好奇心+能力)×覚悟 について、

「好奇心」と「能力」を同列に扱っているのはなぜでしょうか」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/33061

 

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  1. セミナー情報

 

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『INNER DIVING アカデミア』

講師:秋山ジョー賢司

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3月のテーマ は

『ビジネスで活かせるマインドフルネス』。

 

経営者やビジネスリーダーがブレない「自己の軸」を持って、

ヒトの上に立ち、人生を通して活躍するためのメソッドをお伝えします。

 

★詳細はこちら

>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/43061

 

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meikai@jinji-hyouka.com

 

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http://jujube-ex.jp/Lcc769/53061

 

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