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『「1on1」に上司の無理は禁物!』~HR Journal vol.134~

2020年2月25日


おはようございます。

人事評価システム「明快」事務局です。

 

「1on1」は、多くの会社で導入されていますが、

それを負担に感じている上司の方はいませんか?

 

そんな方に、井上先生は「無理をしないで!」とおっしゃっています。

 

部下のタイプが様々なように、上司のタイプも様々です。

得意なことを分担して、複数人の上司で「1on1」に臨んでも良いとのこと!

 

早速、本日も井上ワールドをお楽しみください。

まずはHR Journalの目次からスタートです!

 

【今週の目次】

1. HRトピック:『1on1に上司の無理は禁物!』

2. HRニュース:『新助成金について』

3. ポッドキャスト番組

4. セミナー情報

 

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1.HRトピック:

『「1on1」に上司の無理は禁物!』

talk:井上 健一郎

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苦手な話題にどう対処する?

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「1on1」では「部下に焦点を合わせること」が大切。

 

色々な部下がいて、全員違うのです。

 

「君は今後どうしたい?」と聞いて

「希望はないです。」と答える部下もいれば、

「バリバリ仕事を覚えて独立したい。」と答える部下もいるでしょう。

 

では、部下のために将来を考えてあげることが得意ではない上司は、

「希望はない」なんて言われてしまったら、それ以上話を続けることが

苦痛ですよね?

 

そんな時は、無理をしないで!自分の苦手とすることを、

得意とする誰かに代わってもらえばいいのです。

 

上司の特性も、様々ですから。

 

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代打は誰に頼めばいい?

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「精神的支援」が得意な上司。

「業務支援」が得意な上司。

「内省支援」が得意な上司。

 

本来、上司とは、この全部の力を持っていることが望ましいですが、

それはなかなか難しいことです。

 

「1on1」では、全部の力をつけようとするより

【部下に焦点を合わせた時間】を大切に。

 

だとしたら、一人の上司が複数の部下を相手にするより、

上司側にも複数人がいていいと思います。

 

得意な人が、得意なジャンルを担当すればいいのではないでしょうか?

 

ある意味、関係のある部署のリーダーに頼むとか、

部下の先輩にあたる人物でもいいです。

 

近しい部署間で、「精神的支援」「業務支援」「内省支援」

を役割分担してみてはどうでしょう。

 

また、部下と話をしている時、自分よりも

良い助言をしそうな人を思いついたら

 

「○○さんが良いアドバイスをくれるかもしれないから話をしてみる?」

 

など、そう言えるような柔軟性を持たないと、実は部下のためになりません。

 

部下が求めているものに対して、こちらの演出を変えるイメージです。

 

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部下に不満を言わせてもOK?

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ただし、部下に焦点を合わせようとして、最初から部下に

不満を言わせることは、時期尚早です。

 

上司への不満が溜まっているのは、上司のあり方の問題が根本にあるのかも。

 

受容性の低い上司ほど、部下の不満は多いです。

 

だからこそ、「1on1」のファーストステップは【受容性】なのです。

 

場合によっては、部下のエゴな考えがあるかもしれませんが、

だったら、なおの事【受け止める】のです。

 

関係性が構築できていない段階で、お互いの苦言や違和感を言い合っても

崩壊するだけ。

 

まずは部下を受け止めて「なぜそう思うか?」にアプローチをする。

これが【受容性】です。

 

さて、この「1on1」を定着させるためには、社長と幹部からやってみることですね。

次回は、そんなお話しをしていきたいと思います。

 

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2.HRニュース:

『新助成金について』

talk:社会保険労務士・上村 和弘

 

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新設!「就職氷河期世代安定雇用実現コース」

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助成金は4月に新しい物が出たり、要件が変更されることがほとんどです。

 

ですが、特定求職者雇用開発助成金の要件見直しが行われ、

2月14日から「就職氷河期世代安定雇用実現コース」が新設されました。

 

このコースは、いわゆる就職氷河期に就職の機会を逃したことで

十分なキャリア形成がなされず、正社員としての就職が困難な方を支援し、

対象労働者を正規雇用労働者として雇い入れる事業主に対して支給されるものです。

 

支給要件は以下の通りです。

 

【支給要件(対象労働者の要件)】

 

■年齢

雇入れ日時点の満年齢が35歳以上55歳未満の人

■正社員経験

雇入れの日の前日から起算して過去5年間に

正規雇用労働者として雇用された期間を通算した期間が1年以下である人

■正社員経験

雇入れの日の前日から起算して過去1年間に

正規雇用労働者として雇用されたことがない人

■現在の就業状態

ハローワークまたは民間の職業紹介事業者などの紹介時点で、

以下2点を満たしている人

・失業状態または非正規雇用労働者であること

・ハローワークまたは民間の職業紹介事業者などで就労向けた個別支援等を

受けていること

 

厚生労働省から周知するリーフレットが公開されているので、

対象労働者の雇用をお考えの際は、ぜひ助成金の申請もご検討ください。

 

参考リンク:厚生労働省

「特定求職者雇用開発助成金(就職氷河期世代安定雇用実現コース)」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/13051

 

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  1. ポッドキャスト番組

 

【人事】

井上健一郎の『組織マネジメント研究所』

第252回「質問:チームが機能するとはどういうこと?」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/23051

 

【労務】

向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』

第237回「質問:コロナウィルスの感染リスクにより出勤しないと言う社員がいます…」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/33051

 

【コーチング】

秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』

第241回「質問:自分の現状を把握するための方法とは?」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/43051

 

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  1. セミナー情報

 

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『INNER DIVING アカデミア』

講師:秋山ジョー賢司

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3月のテーマ は

『ビジネスで活かせるマインドフルネス』。

 

経営者やビジネスリーダーがブレない「自己の軸」を持って、

ヒトの上に立ち、人生を通して活躍するためのメソッドをお伝えします。

 

★詳細はこちら

>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/53051

 

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■『HR Journal』への質問はこちらにお寄せください。

meikai@jinji-hyouka.com

 

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http://jujube-ex.jp/Lcc769/63051

 

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