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『自分の仕事しかやろうとしない社員に期待を伝える方法』~明快通信Vol.136~

2016年12月27日


おはようございます。

人事評価システム『明快』事務局の佐藤明日美です。

 

2016年、ヌケてる自分は加速しましたが、

無事に1年間明快通信を書き終えられました。

来年は何が起こることやら。

 

(ぜひぜひ2017年もお願いいたします!

皆様よいお年を!)

 

さて、気を取り直して、

今回も、本文の前にお知らせです!

 

来年の明快カレッジもますますパワーアップ予定です。

テーマは「組織マネジメント~人を動かすとは?~」。

 

ちなみに一番の人気コーナーは、

今のお悩みをその場で解決できる質疑応答コーナー。

ぜひ楽しみに来てくださいね!

 

ちなみに、司会は私がマイペースにやっております!

 

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では、本日も参りましょう!

 

■テーマ:『自分の仕事しかやろうとしない社員に期待を伝える方法』

 

最近、井上先生に寄せられる相談で

目立ってきているものがあるのだとか。

 

それは、長らく働いている社員が

自分の仕事を限定して、他の仕事に

取り組んでくれないというもの。

 

「もうそろそろリーダーをやってほしいんだけど」

「もうそろそろ人を育てるほうに回ってほしいんだけど」

 

本人は

「いや、私の仕事はこれなので」

「いえ、私にはそんなことは無理です」

 

会社としては、期待しているんだけど、

本人は頑として動かない。

 

そんな時に、こんなポイントに気を付けてみては

どうでしょうか?

 

井上先生に聞いてきました。

 

■何が起きているのか?

 

井上先生は言います。

「なぜ、限定的に働かれることに

困るのでしょう?」

 

それは、多くの場合、中小企業では、

限られた人数で生産性を上げたいからだと

井上先生。

 

そういう頑なな人がいてもいい。

けど、もうちょっとできることをやってほしい。

 

自分のやり方に固執しないでほしい。

 

この悩みを井上先生に問いかけてくる人は

社員に「柔軟性」を求めているのだと思うと

井上先生は言います。

 

とはいえ、期待している社員に

「私はこう思いますから!やりません!」

と言われると、パシンとその扉を閉められて

期待している側は否定されたように感じがち。

 

けれど、その頑固さや硬さを

否定しないでほしいと井上先生。

 

そこに違和感が生じるのは、

こちらが「柔軟性」の先に

組織の限界のない成長を期待しているから。

 

だったら、そこに「柔軟性」を持たせるために

何ができるのでしょう?

 

■社員を頑なにさせる一つの罠

 

期待している社員に問いかけるときは

どのように問いかけるでしょうか?

 

「今の業務であなた以上にできる人はいない。

だからリーダーとして、チームをまとめてほしい」

 

「現場を観ながら、人を育てていくことを

一緒に考える側に回ってほしい」

 

このような問いかけが多いと井上先生。

 

これは「やる」か「やらないか」の世界。

 

この例の場合、役職を受けるか受けないか。

 

責任を問われるポジションへの引き上げを

社員に想起させるのだとか。

 

「リーダーをやってよ。」

 

特に頑なな社員としては、

「やらされる世界」への導きに感じたり、

嫌なことを押し付けられているような

感覚になりがちなのだとか。

 

では、どうすればいいのでしょう?

 

■柔軟性を持たせるために

 

井上先生は言います。

 

「責任を問われる世界ではなく、

可能性や広がりを問うてみたらどうでしょう?」

 

よくわからないですよね。

井上先生曰く、こんな問いかけだそうです。

 

「あなたにこれができるようになってほしい。

あなたがこれをできるようになってくれると

組織としては、こういうところが助かる」

 

何が違うか?

受け取る側の楽さが違うんだそうです。

 

「やるやらない」という世界はオーダー(命令)。

「できるできない」の世界はリクエスト(提案)。

 

リクエストだから、聞かれた方は

最初に意思を伝えられると井上先生。

 

「嫌なんですけど・・・」

 

そうなると、やるやらないの前に、

どうしてそう思うかの話ができるのだとか。

 

一方、オーダーは

「嫌です」と言いきらないと、やることになってしまう。

 

だから、頑なに必死にそれを受け入れまいとする。

 

特に、長年働いてくれてる女性社員とか

若い社員にありがちなんですと井上先生。

 

だからこんなふうにしてみる。

 

「この業務はもう完璧だから

この業務もできるようになってほしいんだけど

どう?」

 

「新しく入ってきた新人さんを一年で

一人前にしてほしいんだ。

あなたならできると思うから」

 

井上先生は言います。

 

「これは組織への責任というよりも

自分の能力の新たな可能性を感じられるんです」

 

期待をかける社員への伝え方。

 

皆さんも考えてみてくださいね!

 

■今日のおさらい

 

・「やるやらない」の世界ではなく、

「できるできない」の世界で伝える

 

・オーダーではなくリクエスト。

 

・「責任」よりも「能力の広がり・可能性」を

感じてもらう。

 

 

というわけで本日はここまで!

 

2017年最初の明快カレッジは1月20日(金)。

テーマは「組織マネジメント~人を動かすとは?~」

あなたはどうやって人を動かしていますか?

 

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組織と感情の狭間にヒントはある?!

 

新年1回目は、1月10日配信となります!

来年もよろしくお願いいたします。

 

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■編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■

 

編集担当の佐藤明日美です。

 

今年を振り返り、心に残った映画は、

「この世界の片隅に」でした。

 

第二次世界大戦中に、故郷広島を離れて、

呉に嫁いだちょっと抜けている18歳の女性の日常を

瑞々しく描いたこのアニメ作品。

 

戦時中という限定された日常を背景に

自分の生活で最大限に「できる」ことをする。

 

それがどれだけ幸せなことなのかを感じられる。

 

「やるやらない」ではなく、

限定された世界の中で、

「できる」ことが心を満たすことがある。

 

人は可能性を感じられるし、感じていたい。

素敵な作品でした。

 

そんな自分の可能性に挑戦し続ける人を

応援している、先日対談に登場してくださった秋山先生。

 

期間限定で幻の原稿をプレゼント中だとか。

「部下を魅了する」方法を余すことなく

書いてくださっていますよ!

気になる方はこちらから↓↓

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では、来年もよろしくお願いいたします^^

 

佐藤明日美

 

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