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『価値観はどうやって示すべきか?』~HR Journal vol.37~

2018年2月20日


おはようございます。

人事評価システム「明快」事務局です。

 

さて、今回のHR Topicのテーマは、

『価値観はどうやって示すべきか?』です。

 

会社の価値観(バリュー)の重要性は

何となくわかっているけど、

経営とどう直結するのかが、

曖昧ではないでしょうか。

 

なぜ、価値観を示すべきなのか?

どのように、価値観を示すべきなのか?

誰が、価値観を示すべきなのか?

 

これらの問いに、

井上先生がズバリ明確に回答を下さりました。

 

そして、価値観の浸透のために、

「評価」や「面談」が有効だそうです。

 

それは、一体なぜなのか?

 

さぁ、今週も、井上ワールドをぜひお楽しみください。

まずは、今週のHR Journalの目次です!

 

【今週の目次】

1. HRトピック:『価値観はどうやって示すべきか?』

2. HRニュース:『経団連の会議に関する調査結果』

3. ポッドキャスト番組

4. セミナー情報

 

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1.HRトピック:

『価値観はどうやって示すべきか?』

talk:井上 健一郎

 

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価値観は「誰が」示すのか?

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組織力を高めるため、連携を強めるためには

価値観と認識・捉え方を

徹底的に調整していくことが大切です。

 

その差異を少なくするためには

価値観を“示して”いくべき。

 

その示し方なのですが

【社長が直接伝える】というのが

いちばん望ましいです。

 

なぜかというと

【刷り込み力】が強いんですよね。

 

部長が言うと

「ホントかな?」と思われることも

社長が言うと

「社長が言うんだから間違いない」となる。

 

企業では

価値観は刷り込まなければダメ。

 

ある意味、それが会社の方針なんです。

 

もちろん

妥当な価値観じゃないとダメですよ。

 

不当な価値観を刷り込んだら

それはブラック企業ということですからね!

 

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妥当な価値観って何?!

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妥当な価値観とは

世の中のためになっていること。

 

あるいは、自分たち企業の

存在価値が感じられるものです。

 

それを、社長が【言語化】して擦り込む。

 

言語化されたものが

現場でのスモールビジョンとか

行動指針になっていくわけだし

評価のときの基準にもなります。

 

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評価は【刷り込み】に有効!

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評価をするときには

フィードバックが大切ですが

【価値観】や【認識・捉え方】、

【感情】にまでアプローチすれば

【刷り込み】の場として有効です。

 

だから、個別面談を繰り返すべき!

面談、評価が1年に1度だと

とても価値観を擦り込めません。

 

実際、毎月面談を行う企業は

増えてきています。

 

面談で刷込みを行うのは

個人の成長の方向性を定めるためでもある。

 

たとえば

技術的には色々なことを覚えた社員がいて

「もうひとつ技術を深めよう」という

課題、方向性が見えますよね。

 

それさえ頭に入れておけば

何が起こっても

「技術を深めるためなんだ」って

そういう捉え方ができるようになるんです。

 

場合によっては、

「技術を深める」ため以外の仕事で

手を抜くこともあるかもしれませんが、

その捉え方に基づいているのなら

仕方ないと思えますよね?

 

何も考えていないのであれば

タダの手抜きですけど。

 

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価値観からスモールビジョンへ

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最後に。

 

価値観はトップが言語化するべきですが

職場によっては、その下にもうひとつ

【方針】が必要だったりします。

 

製造、営業、経理…

部署によって

スモールビジョンは違いますから。

 

来週は、刷り込みに関連して

対話と議論のお話です。

 

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2.HRニュース:

『経団連の会議に関する調査結果』

talk:社会保険労務士・上村 和弘

 

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会議の効率化には「**の廃止」が有効です。

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会議の効率化に向けて

皆様いろいろな取組みをされているかと思います。

 

非効率な会議は避けたいですよね。

 

今回はそんな会議に関する調査を見てみましょう。

 

経団連が「2017年人事・労務に関する

トップマネジメント調査結果」という内容を

公表しています。

 

それによると現状会議の効率化に向けて

実施している取組みのトップ3が

 

・テレビ会議の導入

⇒83.8%

 

・資料の事前送付

⇒70.5%

 

・実施目的の事前周知

⇒69.4%

 

となっていました。

 

どれも重要な取組みと言われています。

 

しかし、成果が出ているかどうかで見ると、

まったく別の結果となるようです。

 

着実に成果が出ている取組み

という回答結果では、

 

・テレビ会議の導入

⇒8.5%(実施率83.8%)

 

・資料の事前送付

⇒10.1%(実施率70.5%)

 

・実施目的の事前周知

⇒8.7%(実施率69.4%)

 

とても低い結果になっておりました、、、。

 

では、

着実に成果が出ている取組みとは何でしょう。

 

それが以下の通りです。

 

・議事録の廃止

⇒75.0%(実施率5.2%)

 

・会議の進め方に関する研修の実施

⇒73.8%(実施率9.1%)

 

・資料体裁の変更、構成・分量の標準化

⇒41.1%(実施率34.1%)

 

詳細は以下のリンク先をご覧いただければと思いますが、

成果が出ている、と回答があるものほど

実施されていない、という結果になっています。

 

このような調査結果なども参考にしながら、

自社の会議の効率化に向けて有効な

取組みをしていただければと思います。

 

経団連「2017年人事・労務に関するトップマネジメント調査結果」

2-(9)『会議の効率化に向けた具体的取組み』(7ページ目)

http://jujube-ex.jp/Lcc769/12081

 

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  1. ポッドキャスト番組

 

【人事】

井上健一郎の『組織マネジメント研究所』

第147回「質問:管理部門を強化する上で、

どんな機能と役割を与えれば良いのでしょうか?」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/22081

 

【労務】

向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』

第132回「質問:メンタル不調で復職した管理職に、

残業代の調整金は支払わなければならないのか」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/32081

 

【コーチング】

秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』

第136回「【格言のジョー訳】信頼するが信用するな!某元プロ球選手」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/42081

 

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  1. セミナー情報

 

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【1】『人事評価セミナー』

講師:井上健一郎

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中小企業において、

社員育成は大きな課題の一つです。

 

社員自身が思っているイメージと上司がその社員に

抱いているイメージにかい離があることはありませんか?

 

実は、そのかい離を小さくしていくことが

社員育成の大きなポイントになるんです。

 

キーワードは、「自己認知力」を高めてもらうこと。

 

自分がどんな人間か?

セルフイメージに加え、他者のイメージを取り込むことで、

視野の幅が格段に拡がるんですね。

そうすると、社員はさらに成長する。

 

「自己認知力」を高めることは、

人事評価制度をうまく使えば、実現できるのです。

 

人事評価制度を成功に導くポイントを盛り込んだ

セミナーを開催します。

 

弊社が10年にわたる人事評価制度導入の現場から

導き出したノウハウを凝縮してお届けして参ります。

 

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【開催日程】

2018年 2月 22日 (木) 15:00~17:00(開場14:45~)

2018年 3月 20日 (火) 15:00~17:00(開場14:45~)

 

【参加費用】1名 3,000円(税込・当日現金払い)

【定員】5社(先着順)

 

★詳細・お申し込みはこちら

>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/52081

 

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【2】『マインドセットセミナー』

講師:秋山ジョー賢司

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上場企業から中小企業まで

エグゼクティブ・コーチングトレーナーとして

人材開発を行ってきた

秋山ジョー賢司氏。

 

自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは

超えたい壁は超えられません。

 

今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性が

あるのです。

 

あなたが目の前の壁を超えたいのに

なかなか越えられないとしたなら、ぜひ一度、

そのヒントをつかみに来てください!

 

これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が

一足先に、次のステップに進むことを決断しています。

 

定員5名です。

ぜひ、お早めにお申し込みください!

 

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【開催日程】

2018年 3月 20日 (火) 18:00~20:00(開場17:45~)

【参加費用】3,000円

【定員】5名(先着順)

 

★詳細・お申し込みはこちら

>>> http://jujube-ex.jp/Lcc769/62081

 

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