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『問題提示型の面接における大事なポイント2つ!』~HR Journal vol.98~

2019年5月28日


おはようございます。

人事評価システム「明快」事務局です。

 

さて、「新しいメンバーを加えること」というテーマで

お話をしてくださっている井上先生。

 

前回は、採用面接で【いきなり問題をぶつけてみる】という

面白い方法を紹介してくださいました。

 

本日は、その具体的なポイントをお話してくださいます。

 

質問の「質」によって、理解力不足なのか、

あるいは洞察力があるのかが分かるとの事。

また、プレゼン慣れしているような器用な人は一見、

優秀そうに見えて、実は要注意なのだとか…。

 

それでは、今週も井上ワールドをどうぞお楽しみください。

まずはHR Journalの目次です!

 

 

【今週の目次】

1. HRトピック:『問題提示型の面接における大事なポイント2つ!』

2. HRニュース:『日本的雇用・人事の変容に関する調査結果』

3. ポッドキャスト番組

4. セミナー情報

 

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1.HRトピック:

『問題提示型の面接における大事なポイント2つ!』

talk:井上 健一郎

 

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問題を与える面接は、何のために必要なのか?

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前回、私が提案したのは、採用面接の一環として

【問題をぶつける】という方法を使い、必要な人材を見極めてほしいという話。

 

それはなぜかと言いますと、組織にいると何かがあった時、

未知の世界に飛び込まなければいけない場面があり、

その時に機能する人材でなければいけないからです。

 

課題に直面した時の思考と意識と行動を見るには、いきなりポンッと、

問題を与えてみなければ見極められないと思うのです。

 

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面接方法とは?

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A4用紙に、会社で起こりそうな問題、あるいは実際に起こった問題を

書いておき「あなたならどうしますか?」と、意見を求めます。

 

そして、考える時間を10~15分与えて、質問があれば受け付ける。

 

さらに、最後の2分くらいで考えたことを発表してもらいます。

ホワイトボードに書きながら説明してもらうのもいいですね。

 

やるべきことはこれだけなので簡単。

ですが、終始【考える姿を見る】という視点を忘れないでください。

 

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具体的な採用ポイントとは?

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■POINT(1)質問の内容で見極める

 

質問はOKとしますが、相手が質問してきた内容によっては、

投げかけた問題を理解できているのか、情報を把握できているのかが

明らかになります。

 

相手がしてきた質問について

「どの辺りが分かりませんか?」

とこちらから尋ね、

「すみません、分かりません。」

なんて言っていたら、アウトですね。

 

理解できていなければ「理解力不足」と捉えますし、

逆にもっと奥深くを探ろうとしていたなら、

この質問というアクションは良しと受け取れます。

 

■POINT(2)器用な人に騙されない!

 

採用側が引っ張られがちなのが、情報の整理が上手くて、

さらに言葉の表現も上手い人。

 

投げかけた問題が、実際に起こったことである場合、

偶然自分たちがとった解決策と近いことを言う人もいるでしょう。

 

「すごいな!」と思わされますが、それだけで採用するのはリスクが大きい!

 

いるんです、流暢に自分の経験を語って話を収めてしまうような人。

場慣れしている人ほど、上手に話します。

 

なので、解決策そのものよりも、問題解決に向かってどうトライしたのか、

その過程の方をこちらから質問を投げかけながら探ってみましょう。

 

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いちばん見出したい素質とは?

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これらのポイントを念頭におきながら、

人材を見極めていく時、採用の決め手になるのが【粘り強さ】です。

 

次週は、この【粘り強さ】について、もう少しお話を広げていきたいと思います。

次回もどうぞお楽しみに!

 

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2.HRニュース:

『日本的雇用・人事の変容に関する調査結果』

talk:社会保険労務士・上村 和弘

 

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上場企業の37.3%が在宅勤務制度を導入!

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働き方改革については、各社様々な取り組みを行っていますよね。

 

上場企業の人事労務担当者を対象にした

「第16回日本的雇用・人事の変容に関する調査」の調査結果を確認すると、

その状況がよく分かります。(日本生産性本部 公表)

 

働き方の見直しにつながると思われる施策の導入率についての質問は、

以下が上位を占めていました。

 

・ノー残業デー(ウィーク)設定 …(67.6%)

・フレックスタイム制度     …(53.9%)

・在宅勤務制度         …(37.3%)

 

在宅勤務制度の導入率は、特に大きく伸びているようです。

 

過去の調査を見ると、以下のようにここ2年間で、

急速に制度導入が進んでいることが分かりますね。

この傾向は首都圏の大企業で多く目立ちます。

 

・2001年 3.2%

・2005年 3.9%

・2016年 18.8%

・2018年 37.3%

 

全国的に同様の状況であるとは言えませんが、東京オリンピックに向けて、

在宅勤務制度の導入機運は高まっているようです。

 

今後は、この動きが中小企業にも波及してくることは確実でしょう。

 

参考リンク:

日本生産性本部「第16回日本的雇用・人事の変容に関する調査 結果概要」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/12691

 

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  1. ポッドキャスト番組

 

【人事】

井上健一郎の『組織マネジメント研究所』

第213回「質問:文化を作るにはトップダウン型のマネジメントにすべきか?」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/22691

 

【労務】

向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』

第198回「質問:短時間および有期雇用労働者と、

通常の労働者との均等・均衡待遇について」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/32691

 

【コーチング】

秋山ジョー賢司の『稼ぐ社長のマインドセット』

第202回「ジョー語録:成功の意味を変えろ」

http://jujube-ex.jp/Lcc769/42691

 

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  1. セミナー情報

 

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『マインドセットセミナー』

講師:秋山ジョー賢司

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上場企業から中小企業までエグゼクティブ・コーチングトレーナーとして

人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司氏。

 

自分の常識や信念を、強く持ち続けているだけでは超えたい壁は越えられません。

 

今持っている常識や信念が邪魔をしている可能性があるのです。

 

あなたが目の前の壁を越えたいのになかなか越えられないとしたなら、

ぜひ一度、そのヒントをつかみに来てください!

 

これまでのセミナーで参加者の3人に1人の経営者が一足先に、

次のステップに進むことを決断しています。

 

定員5名です。

ぜひ、お早めにお申し込みください!

 

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【開催日程】

2019年6月18日(火) 18:00~20:00(開場17:45~)

【参加費用】3,000円

【定員】5名(先着順)

 

★詳細・お申し込みはこちら

>>>http://jujube-ex.jp/Lcc769/52691

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